ヒロ君とお見合い!
アホ回
「ふふふ♡」
ヒロ君を騙すようで何だか悪い気持ち(今のヒロ君の顔は気持ち悪い)だが、これも私の魅力の一つだと思い、このまま続けることにした。
「では、後は若い二人に任せるから……」
お姉さんは無言のアイコンタクトを私へ送り、部屋を後にした。何のアイコンタクトだろう?
「く、くるみさんのご、ご趣味は?」
ヒロ君が緊張しながらも場を繋げようとしてくれている。それが川原くるみに送られた物だとしても素直に嬉しい。
(私は海原くるみ、海原くるみ、海原くるみ!)
私は今まで見たDVDの映像や雑誌のインタビューを思い出しながらどう答えるか考えた。
「セッ〇スを少々……」
「えっ!?」
あ、うん? 良いのかな? 海原くるみとしてなら良いよね?
「あ、あの……特技は?」
「屋外でのハードプレイです♡」
「ええっ!?」
「あの……普段は何を……」
「一人で……オカズはヒロ君を……」
「はいぃぃ!?」
おっといけないわ。ついつい地が出ちゃった♪
「私、今月中に結婚しないといけないんです! お願いします! 私と結婚して下さい!」
私は机に身を乗り出してヒロ君の手を取った。勿論胸は机の上に柔々と乗っている。見えそうで見えないのがポイントだぞ♪
「こ、困ります!? 俺……好きな人が…………」
「はぁぁ!? 私のこと好きなんでしょ!? 私で散々お世話になったんでしょ!? 今度は私のお世話をしなさいよ!!」
私は思わず声を荒げてしまった……。気付いた時には遅かった。
「く、くるみさん……?」
「ご、ごめんなさい♪ こう言う言葉責めのプレイもどうかなって……子どもは一生作り続けましょう♪」
「ごめんなさい。やっぱり俺……」
「はぁ!? それなら……思い出に一発ヤらせろ!!」
私はもうどうにでもなれの精神でヒロ君に迫った!
「や、止めて下さい!」
「止めてと言いつつ何胸揉んでるのよ!!」
「くるみさんが俺の手に胸を押し付けてるんですよ!?」
「ヒロ君のオッチンポー皇帝が私の暗黒大陸を制覇したがっているのが分からないの!?」
「寧ろくるみさんが何を言っているのかが分かりませんよ!?」
私達は激しく揉み合う(色々と)うちに化粧や変装が解けてしまった……。
「あ! くるみさんの正体は茜だったのか!! くそ! どうりでおかしいと思ったぜ!!」
「ヒロ! 落ち着け!」
騒ぎを聞きつけたお姉さんが慌てて間に入り込んできた。
「姉ちゃんもグルだったんだな!?」
「へへ! バレちゃあ、しゃあねぇ……」
「私達は家族公認なの! 早く速く子作りしましょう!!」
―――プスーーーー!
突如怪しいガスが部屋中に散漫した!
「うへっ! 何だこれ!?」
「えほっ! 何!?」
私はガスを吸い込み、そのまま意識が遠退いてしまった……。
「さて、クソビッチはこのまま外に捨てておくとして……ヒロは姉ちゃんの部屋で良い事しような♪」
仕方ないので私は夢の中でヒロ君と結婚して子作りして子作りして…………子作りばっかりしていた。




