『平均、36℃』
空っぽになった家を出て、今日で一週間が経った。
今日も今日とて、世界の景色は変り映えの無い廃墟ばかりだ。
出会うのは競い合う様に伸びる植物と、それを餌にするシカの群れ。
さらに鹿を狙う猛獣たちと、おこぼれを狙う鳥が空を飛び交いながら、偶にどこかの誰かに撃たれて墜ちていく。
そんな時はフウタと一緒に大慌てで身を隠すけど、俺が狩りをする時も、銃声を聞いた誰かが大慌てで隠れているのだろうか?
いずれにせよ、インフラの壊滅した地上で自分と同じ人間に会うのは慎重になった方が長生き出来る筈だ。空から定期便が墜ちて来たら、嫌でも遭遇するだろうし。
こんな世界となった今では、巨大な塔とそこからもたらされる定期便の物資と技術がここに生きてる俺たちにとっての蜘蛛の糸だ。
あの塔へ行けばこの世界をちょっとでもマシに出来るんじゃないかと、何時も思う。
今日も今日とて、世界の景色は変り映えの無い廃墟ばかりだ。
出会うのは競い合う様に伸びる植物と、それを餌にするシカの群れ。
さらに鹿を狙う猛獣たちと、おこぼれを狙う鳥が空を飛び交いながら、偶にどこかの誰かに撃たれて墜ちていく。
そんな時はフウタと一緒に大慌てで身を隠すけど、俺が狩りをする時も、銃声を聞いた誰かが大慌てで隠れているのだろうか?
いずれにせよ、インフラの壊滅した地上で自分と同じ人間に会うのは慎重になった方が長生き出来る筈だ。空から定期便が墜ちて来たら、嫌でも遭遇するだろうし。
こんな世界となった今では、巨大な塔とそこからもたらされる定期便の物資と技術がここに生きてる俺たちにとっての蜘蛛の糸だ。
あの塔へ行けばこの世界をちょっとでもマシに出来るんじゃないかと、何時も思う。
贈りもの
2018/05/18 20:00
(改)
プロメテウスの少女 ①
2018/05/18 20:00
(改)
プロメテウスの少女 ②
2018/05/23 06:00
(改)
プロメテウスの少女 ③
2018/05/30 06:00
(改)
プロメテウスの少女 ④
2018/06/08 12:00
(改)
プロメテウスの少女 ⑤
2018/06/15 21:00
プロメテウスの少女 ⑥
2018/06/24 10:00
(改)
プロメテウスの少女 ⑦
2018/07/11 07:00
プロメテウスの少女 ⑧
2018/07/11 12:00
プロメテウスの少女 ⑨
2018/07/30 12:00
(改)
プロメテウスの少女 ⑩
2018/08/10 07:00
(改)
プロメテウスの少女 ⑪
2018/08/26 10:00
プロメテウスの少女 ⑫
2018/08/26 10:00