プロローグ3
勝敗がついた事によりゲームルームからロビーへと移動する奴らももちろん出て来る、そして俺達の純粋な活気を邪魔するように、ゲーム特有の邪魔者も姿を現した。
Kouji様が入室しました。
Kouji :「んっごいもぢいぃぃぃぃぃwww」
Kouji様が退出しました。
まあこういった事はよくある事、ログ荒らしなんて……。
Kouji様が入室しました。
島根の隊長 :「ウゼッ」
Kanji :「お前ら弱すぎwwwww」
島根の隊長 :「厨かよ〜」
Seidou :「相手にしてもきりがないですよ」
島根の隊長 :「そだね」
そう、これは現実の話ではない、「FPS」と言われる一人称視点で繰り広げられるゲームの話だ。
「FPS」の中でも戦争物、特殊部隊物の人気が高く。俺達が今までやっていゲームもその一つなのだ。中でも俺達が今まで戦っていたゲームは一番人気なのさ!
ネットを繋ぐ事で世界中のランカー達と対戦をする事が出来る中で。
今起きた戦争は、決して現実ではない。
――三年位前の話だったと思う、アメリカは突然イランを空爆した。ニュースによる前降りなどの報道は一切なく、いきなりイランの核施設への空爆を開始したのだ。
その事実は今でも世界中に波紋を呼び、その事実をゲーム会社が取り上げて、10年後の世界を舞台にしたゲームを作成した。
リアルで戦争なんてやってられないけど、ゲームとなれば話は別だ。「FPS」は俺の生活の一部となり、俺の良いストレス発散材料になっている。
敵を上手く倒せた場合に限るんだけどね……。
「さてもう一勝負といこうか!」
Seidou:「隊長、頭数も揃ったんでそろそろ始めない」
島根の隊長 :「うい、了解」