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非日常的日常(旧)  作者: 長男
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第九話 クロの場合

もう夏ですね。この季節が一番好きです。

 シロたちに連れられプレートのかかった扉の前にいた。プレートには『ナツの部屋』と書かれている。部屋の名前変えたほうがいいんじゃないかな。


「すみませーん」


 …いないのかな?


「一人ずつ」


 と思ったら返事が来た。一人ずつ?入っていいってことかな。


「誰から行く?」


「私行く」


 最初に手を挙げたのは高橋だった。


「じゃあ次俺」


 続いて涼。


「その次俺か」


 最後に残った俺が言う。あれ俺最後じゃん。

 高橋が扉の向こうへと消えた。

 残された俺たちは、立ったまま待つのも何なので少し離れたところにあったベンチに座る。


「ところでよー、二人の魔法ってどんなのよ?」


 そういえば聞いてなかったな。どんなのだろう。

 尋ねられた二人は待ってましたと言わんばかりの勢いで答える。


「よくぞ聞いてくれた!私の魔法名は『闘飛行』!『闘う』に『飛行』と書く。名の通り、飛行魔法の系列だ!」

「私の魔法は『投擲操作』。操作魔法の系列で、しかも上級の『無接触』なんだよ!」


 なんかテンション高い。

 魔法は人それぞれみたいなこと言っていたけど、系列があるってことは同じのになる可能性もあるのか。

 あと飛行魔法っていいな、操作魔法ってのはよくわからないけど。無接触ってなんだろう。 


「ちょっとやってみせてくんね?」

「いいぞ!」「しょうがないなあ!」


 言い終わらないうちにクロの体が宙に浮く。


「おー…」


 名前に『闘』があるけど、これでどうやって闘うんだろう。

 と思った直後、クロの体が高速で平行移動した。


「スゲー!」

「フフフ、まあこれでもレベル2だからな。当然だ」


 スゲー…。いいなー…。

 満足したのかゆっくりと下りてくる。


「じゃあ次私の番「終わったよ」


 シロのターンが来る前に高橋が扉から出てきた。シロかわいそう。


「んじゃ俺行ってきまーす」

 

飛行魔法ってホントいいですよね。超ほしい。

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