反逆者達の旅立ち…
彼女達は追われていた…
世界に抗う反逆者として…
この世界には世界政府が編み出した軍事兵器
がある。その兵器は人体改造と、人の意思にリンクする獣型兵器、ビオロギカルの事だ。
ビオロギカル適正者は少なく、数々の精鋭達から選び抜かれた一部の人しかなれない。
世界政府の最終兵器である。しかし、ビオロギカルの人体実験の最中生まれた失敗作は皆殺しにされ、命を絶たれた。しかし、殺される前に逃げ出した失敗作がいた…
逃げ出した失敗作は、世界政府により、指名手配され、世間には世を脅かす反逆者として、知られているのである。
「ふぅ…やっと落ち着いたわね…」
「あぁ、そうだな、しかし、ただ、騙されて実験体にされ、殺されそうになったところを逃げ出しただけで、指名手配とか、やってらんねぇわ」
「そうね、とりあえず世界政府には復讐するわ。貴方達はどうするの?このまま逃げ続ける?それともら私と共に世界政府を壊しに行く?」
「私はついていくよー、たのしそーだしぃ~」
「どーせ、逃げるだけなら、やられたぶんはやりかえさねぇとなぁ!俺も行くぜ」
「ぼ、僕1人なんて無理だよぉ、み、皆についていくぅ…」
「決まりね、ではまず世界政府の施設でも壊しに行こうかしら」
「裕巳、施設っても、カンケーのない奴らだっているんだそいつらはどうするんだ?」
「あら、健太、そんな甘いこと言っている訳にはいかないと思うわ」
「カンケーない人は気絶させるだけとかにすればー?」
「ぼ、僕は人をできるだけ殺したくないし、慧華の意見に賛成かなぁ」
「ドラキュラなのに本当に甘いわね、沙夜は」
「うー…僕だってなりたくてドラキュラになったわけじゃないんだもん…」
「まぁいいわ、まずは、クレセント施設を壊しに行くわ」
こうして、反逆者達の反逆が始まった…
wanted
一裕巳
相模慧華
角田健太
紅沙夜