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ユメ

 かぐやは猫である。語源が寝子なんてのもあるだけに彼はよく眠っている。そういうわけで彼との生活時間が異なったりもするのだけれど、それで偶々彼の眠っている所を拝見したときのこと。

 仰向けでおばけのように手を挙げて?眠っていたのだけれど、全身がピクピクっと震えていたのだ。幸い私は飼育本を見て知っていたのだけれど、知らなければ病気か何かかと思って獣医さんのところへ連れて行ってしまうのもわからなくもない。いや、というか知っていても実はコレなんかの病気なんじゃないだろうな?と思ってしまう。

「ねぇかぐや、猫ってどんな夢見るの?っていうかどんな夢見てたの?」

翌日朝ごはんを作りながら聞いてみる。

[ゆめ?]

「そうそう、寝ながら見る映像というか」

[なにゆってるの?]

「うーん、そこからか。なんかさー、映像見てて気づいたら今まで寝てたってことない?」

[んー]

「映像を見てて、あれ?なんかおかしいなと思ってて目が覚めたらいつもと変わらなかったようなことは?」

[あーあるかも?]

「そ、そのときどんな映像を見てるの??」

[うーんと]

[わすれた]

「ですよねー。」

やっぱり異種族間の溝はそうそう埋まらないのだった。

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