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研究者の職業病、好奇心、猫を殺す
プライドが高いわりに、なんだかんだで彼も普通の猫が好きなことはすきなのだ。これもツンデレ?というやつだろうか。最初はそんなのしないよとばかりの態度だったけど、今彼は私の投げるボールに飛びついている。そして次投げて投げてとばかりに私の元へ持ってくる。色々と思うところはあるが、かわいいので続けることにする。そんなことを2,3回続けていたところ、手が滑って変なところへ高々と飛んでいってしまう・・・はずだった。伏せるようにグッと力を溜めたかぐやは次の瞬間私の視界を遮り、そして消え去った。キャッチすることは適わなかったが、タシッとパンチが決まる。
「おおっ!」
私は思わず声を上げてしまう。今のは自分の身長?の2倍は跳んでいるのではなかろうか!思わず職業病が発病した私は、高度を変えてポイポイ放り投げる。身長?の5.2倍ほどまで跳べるようだ、すごい。と、ようやく熱が冷めてきた私が見たのは仰向けに倒れるかぐや。ひどく息切れをしている模様。
その後しばらく、かぐやが私と遊ぶことはなかった。




