まさかの。
かぐやは偏食である。いや、変食というべきか。
昨年末大晦日、一年の締めに大掃除を行い、正月に向けて色々と準備をした私は、年越しソバを準備し、ちょびっとご褒美的なお寿司をとった。
モチロンかぐやの分と2人前。
しかし、届いてみれば意外と多かった。だいたいかぐやも1人前は食べられないだろう。というか、ネタばっかり食べてシャリは残すんじゃないか。
「ねぇ、かぐや、お魚の身だけ食べる?残すのもったいないからネタだけとろうか?」
かぐやは首を横に振ると、タシタシとタブレットをパンチする。
[ためしにひとつたべてみる]
「お寿司は一貫って言うんだよ」
一貫目はサーモン。かぐやはあぐあぐと食べる・・・齧る。
一口飲み込んで目をまん丸にする。
--普段からそんなにお刺身の切れ身なんて食べれないものねーー
かぐやは満腹になって仰向けにゴロンとしている。
明らかに食べ過ぎである。なんせ私の分まで手を出していたのだから。
---酢飯を。
ネタも食べていたけど、明らかに酢飯がお気に入りのようで、ネタそっちのけで食べていた。おかげでなんとか残すことなく食べられたのだけれど。炭水化物ばっかり食べてちゃ太っちゃうよ!




