10話 武器の扱い
今回も赤司の視点でやります。
たぶん、このあとも赤司視点になると思います
俺は天さん(仮)に貰った銃を使い的を当てるように言われた。
天『まずは狙った場所に弾が行くようにしなさい、力の加減はやりながら話そう…そっちの方が効率が良い』
俺はあいつの言う通り的に目掛けて銃を向けて、撃つ、向けて撃つを繰り返していた。
……しっかし当たらない物だなぁ
まったく、狙いを定めるスコープも突起も着いていない銃だからなぁ。
このハンドガンみたいな銃は狙いを定めるような物は一つもないがそこらの銃(俺、予想)とさして外見は変わらないと思う。
しいて言えばマガジンがなく、とても軽いのである。
俺に撃っとけと言っていた張本人は研究部屋に引きこもり、怪しげな声を上げながら薬品を混ぜていた。
時たまポンッと爆発音がなっていたが俺は言われた通り銃を撃っていた。
『ありゃ?髪が燃えちゃった、消さなきゃ消さなきゃ…えーっと水、水』と状況の割にのんきな声が聞こえてきたが俺は言われた通り銃を撃っていた。
そして俺はまた銃の引き金を引く。
俺は休み休みに銃を撃ち休んでいる間、無料の自販機でジュースを飲んでいる……めっちゃ便利じゃん
食べ物も一応あらかた揃っており俺はとても気分の良いまま銃を撃っていた。
赤「チッ、全然当たらねェな」
今までかなり弾を撃ってきたが当たったことが全然ない。
かなりまぐれっぽく当たった事はあるが狙って当てたことがまだ一度もない。
いやいや、素人がどうやってスコープ等狙うための物がまったくない銃で狙った所に弾が行くかっつうの。
しかもこの銃は自分のエネルギー(変態パワー)を弾にして放つ武器だから相当疲れる。
……しかも体がちょっと痛い…反動は天才君がくれたゴム製のウェットスーツが体全体に行きわたらせ一部分に不可がかからないようにする為の物らしいがもう、すでに体全体が痛くなって来てる。
…しっかしこの銃の銃身は曲がっているのか?
銃の方向からあり得ない方向に弾が言ってる気がするだよな
…いい加減にイラついてきた……何もやり方とか教えてもらってないのに出来るわけねぇだろ。
ああもう、何なんだよ……当たれよ…当たれっつてんだろぉがぁぁぁ!!
そう強く思ったらいつも通りハチャメチャな軌道を描いていた弾は途中で的に向かって軌道修正、的に向かって一直線当たった所に穴をあけた。
俺が曲がれと思ったらその通りに曲がったぞ?
天「やっと自分のコツを掴んだか…遅かったな」
いつの間にか部屋に入っていた天さん(仮)がやれやれ、と言った感じで首を振りながら言う。
天「それがその銃でのやり方が覚えておきなさい」