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7,魔法少女決戦

相手の武器はショットガン、しかし弾痕からも敵は撃ってくる。いや、撃ってくるというよりかは弾がもう一度対象に対して跳ね返ってくる。実質ショットガンの弱点であるリーチは皆無。相手は弱みを見せるまで耐えるか、いやまずは先手必勝!

大剣を構えてトップスピードで相手に詰め寄る。魔法少女はあらゆる感覚が普通の人間より発達している。研ぎ澄ませば近距離の弾丸さえ避けれる。

相手が一発、撃ってくる。

「やっぱり地面に撃ち込んできやがったな」

同じ手は食らわない!

射線を厳密に把握し、空中で一回転、スレスレで避ける。そして来るチャンス。

「最初見たときからわかってたぜ、ダブルバレル、2発撃てばリロードしねえとな!」

刹那、違和感に襲われる。敵もそんなことわかっててあの銃を持ってる。なのに私の目の前でなぜそんなに余裕に弾を交換できる?

ドクドクとさっき付けられた脚の傷から血が流れてくる。尋常じゃない量の血。弾がかすったくらいじゃこんなに血は・・・

「もう、私の攻撃は終わっている」

もしかして――

「脚っ・・・さっきの弾が・・・」

「脚を斬り落とせば助かるよ。まぁそんな事する魔法少女今までいなかったけど」

傷口にあった弾が段々とめり込んで、脚の組織を破壊していく。肉だけで済んでいた傷が今は骨にヒビを生やしている。

「弾そのものをコントロールしてんのか」

早くこの弾をなんとかしないと――

「これで終わり、理光様の所まで来てもらう」

ゼロ距離。目の前にショットガンを構えられて大きな音と共に意識をなくした。

「2人目の魔法少女を確保、理光様のもとへ――誰だ」

誰もいない。だがたしかに今誰かがいた。理光様ではない。

「出てこなければこの女を殺す」

影から出てきたのは墓の時にいた包帯で目が覆われている女性。その女を見てショットガンの魔法少女は目を見開いた。それがまさに我が主、理光様が探している張本人。春日井つるぎであったからだ。

春日井つるぎは肩に置いてあった折り紙を飛ばしショットガンの魔法少女の指と引き金を縛り付けた。

これではショットガンの引き金を引けない。

それに気を取られている間に片腕を落とされ、人質は奪われた。

「これでいい、もう対象は発見した」

ショットガンの魔法少女はどこかへ逃げていった。

「あの魔法少女、銃の弾速を操作して気絶させる程度まで弾を減速させたのね」

「つるぎ、もう一人の方の魔法少女がいない。たぶんもう襲われてる」

喋ったのは折り紙だ。紙が喋ったのだ。

「コノハ、この娘のこと見ていて、私がもう一人を探してくるから」


有里瞬です。

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