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unlimited hunter〜ユニークスキル【魂喰】で能力値とスキルを奪い、誰よりも強く、最強を目指す〜  作者: 無名
第2章 Sランク殺し

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第21話 正体不明の人型魔物

 街中にスタンピードの緊急警報が鳴り響くと、市民は慌ただしく動き始める。


 家族で休日を過ごしていたハンターや居酒屋でパーティーメンバーと飲んでいたハンターは、迅速に装備を身に付けアイテムを携帯すると、現場へ急行した。


 ハンターではない一般市民も最低限の荷物を持ち、シェルターのある建物に足早に向かう。


 それぞれの素早い行動により、ダンジョン前からあまり被害は拡大せず、一般市民の死傷者もゼロ。


 しかし、最前線でソルジャー・アントの群れと戦うハンター達は、まさに命懸けだった。


 物理攻撃や魔法攻撃に高い耐性があるせいで、一匹を討伐するのに相当時間がかかる。そして、やっとの思いで討伐できたと思ったら、すぐに後続の奴が前に出てくる。


 一匹一匹が巨体で、仲間の進行方向を妨げているから、まだ戦線は維持できている。しかし、次々に襲いかかってくるため、体力の消耗が激しい。


 どこか一つでも戦線が突破されれば、瞬く間に街はコイツらに飲み込まれてしまうだろう。


 〜とあるAランクパーティーの視点〜


 身の丈もある大きな方盾を前面に構え、深く腰を落として踏ん張り、ソルジャー・アントの突撃を押さえる盾士。


 「ファイアー・レイン」


 「ライトニング・ストライク」


 直後、後衛の魔法士達により、火球の雨と落雷がソルジャー・アントを襲う。魔法が収まると、長剣を握る剣士が跳躍し、頭部に斬りかかる。


 すると、ソルジャー・アントは大顎を上に向ける動作に入る。それを見たパーティーは、強酸の撒き散らし攻撃だと瞬時に理解し、間に土壁を生成し、全員で退避した。


 なんとか無事にやり過ごせたが、体力の消耗が著しい。連戦続きなので、そろそろ休憩を挟みたいところだ。


 しかし、そんな弱音を吐いている場合じゃない。ソルジャー・アントはまだまだ控えているし、他の奴等も頑張っている。


 頬を叩いて気合いを入れ直し、再度目の前のソルジャー・アントを討伐しようと、駆け出そうとした時━━━


 「ん? なんだ?」


 急にソルジャー・アント達が慌ただしく動き始め、俺達を無視して綺麗に整列し、真ん中に道を作る。


 突然の出来事で、多くのハンター達が呆然としていると、ダンジョンの入口からそれは現れた。


 「ひ、人型の蟻…?」


 ダンジョンの入口から姿を現したのは、左右に整列するソルジャー・アントのような巨体ではなく、1.8〜2.0メートルの人型の魔物。


 俺達人間と同じ身体構造をしており、唯一の違いは、腕が四本あることだろうか。


 しかし、おかしい。


 ここのボスは、ソルジャー・アント達よりも巨体なクイーン・アントだったはずだ。


 一体コイツは、どこから現れたんだ?


 そんな疑問を抱いていると、突然地面が激しく揺れ、向こうにいた人型魔物が姿を消していた。


 「ど、どこいき━━━」


 俺はそれ以上、言葉が続かなかった。


 背後から物凄い衝撃波に襲われ、倒れそうになったからだ。しかし、すぐに仲間の魔法士のことが気になり、背後に振り返ると━━━


 「エンプレス・アント? ここのボスは、クイーン・アントじゃなかったか?」


 まだ10代に見える若い青年が、人型魔物が俺の仲間の頭部を狙って振り抜いた脚を、片手で受け止めていた。

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