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unlimited hunter〜ユニークスキル【魂喰】で能力値とスキルを奪い、誰よりも強く、最強を目指す〜  作者: 無名
第2章 Sランク殺し

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第20話 酔いが吹き飛ぶ警報

 Huntuber兼Aランクハンターの松本さんと連絡を取り、松本さんがオススメする高級店に訪れていた。


 「ようこそ、お越しくださいました」


 お化粧はしておらず、綺麗に着物を着飾った40代くらいの女性が、三つ指をついて深く頭を下げる。


 「松本はん。いつもウチの店をご贔屓にしてもろて、本当におおきに」


 「こちらこそ、いつも楽しませてもらってますから! おかげでハンター活動を頑張れてるんで!」


 「お互い様っちゅうことやね。それで、今日はお連れ様もいるみたいやね…どこかで顔を見た覚えがあるような━━━」


 「この方は、テレビやSNSで話題沸騰中の超有名人! あのSランクハンターが率いる大手クランが今まで攻略できなかったSランクダンジョンを、たった一人で攻略した五人目のSランクハンター! それがこの人━━━松原唯人さんです!」


 俺はあまりの恥ずかしさに、松本さんに苦言を呈ていする。


 「あの…松本さん。その紹介の仕方は、やめてもらっていいですか。めちゃくちゃ恥ずかしいんで。普通に『知り合いのハンター』とかで、大丈夫なんで」


 そう伝えると、松本さんが何かを言いかけたが、それを遮るように、驚きを含んだ言葉で話し始める。


 「何言ってる━━━」


 「まぁあの!? 五人目のSランクハンター様が、ウチに!? ハッ、まだ立たせたままだったわ! し、失礼いたしました! すぐにご案内いたします!」


 百戦錬磨の女将?さんでも、新たなSランクハンターの登場にはとても驚いたようで、その後が慌ただしかった。


 まぁ、こういう対応は恥ずかしいし畏れ多いけど、嫌いではない。


 案内された個室で腰を下ろすと、すぐに料理とお酒が運ばれ、まもなく綺麗にお化粧をした舞妓さんが二人、三つ指をついて深く頭を下げてから、入室してきた。


 それぞれ俺と松本さんの隣に座り、上品な動作でお猪口(ちょこ)にお酒を注ぐ。


 「それでは、僭越ながら乾杯の音頭を取らせて頂きます! 五人目のSランクハンターである松原さんと俺の出会いを祝して、乾杯! あと、今日は松原さんの奢りです!」


 「えぇ!? そんなこと聞いて━━━」


 「「乾杯!」」


 俺の苦言は、続いた二人の舞妓さんの言葉に、掻き消された。


♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢


 「松本さん。さっきのは、おかしいでしょ。普通は先輩の松本さんが奢るか、せめて割り勘でしょ?」


 「なに言ってるんですか! 松原さんは、Sランクハンターですよ! 俺とは稼ぎが違いますから!」


 「Aランクハンターだって、十分稼いでますよね?」


 「そりゃ、ソロで量も討伐できるハンターなら、稼いでいると思いますよ。ですが、一般的なAランクハンターは、パーティーで報酬を分配すると、数千万から一億ってところです」


 「十分だと思いますけど…」


 「では、失礼を承知の上で聞きますが、松原さんはあのダンジョンで、どれくらい稼いだんですか?」


 「そ、それは…」


 「お二人も気になりますよね?」


 「普段は絶対にお客様に聞くことはありませんが、とても気になります」


 「私も気になります」


 「…よ、四億です」


 「まぁ!」


 「凄いわぁ!」


 「…松原さん。それでも、俺に奢れって言うんですか?」


 「分かりました。奢ります」


 「おおきに!」


 その後、いい感じにお酒が回り始め、芸妓さんが三味線の演奏と歌に合わせて踊る姿を見たり、お座敷遊びを楽しんでいると━━━


 『緊急避難警報! 緊急避難警報! スタンピードが発生しました! 直ちに近くのシェルターに避難してください! これは訓練ではありません! 直ちに近くのシェルターに避難してください!』


 それを聞いた瞬間、俺と松本さんはさっきまでの酔いが一瞬で吹き飛び、すぐに立ち上がった。

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