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unlimited hunter〜ユニークスキル【魂喰】で能力値とスキルを奪い、誰よりも強く、最強を目指す〜  作者: 無名
第1章 5人目のSランクハンター

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第64話 意外と相応の実力者

 (…懐かしいなぁ)


 奴等の後ろをついていきながら、感慨に(ふけ)る。この場所でステータスが閲覧できるようになり、超希少なユニークスキルを獲得し、本当の意味でハンターとなった。


 最初は、内から湧き上がる恐怖心を必死に押し殺し、ゴブリンと戦った。その後、解体作業に慣れるまで、何度も吐き続けた。


 それからも色々あったが、今ではAランクハンターとなり、Sランクダンジョン攻略目前まで至る。


 今までのことを振り返りながら、これまでの自分を褒めてやりたいと思っていると、前方を歩く奴等が足を止めた。


 「この辺でいいだろ」


 そう言うとこちらへ振り返り、手や首をボキボキ鳴らし始めた。


 「さて、お前に最後の機会をやる。さっきの生意気な態度を謝罪し、土下座するなら、多少痛めつける程度で済ませてやる。どうする?」


 「こちらこそ、謝罪の機会を与えます。先程の高圧的な態度を謝罪し、土下座して頂ければ、マスターの元へ無事に帰してあげますよ」


 「チッ、どこまでも生意気な野郎だ」


 話し合いは決裂し、お互いが戦意を高める。俺達の戦意が高まるにつれて、周囲の空気がピンッと張り詰める。


 両手を力強く握り、その拳を腰元まで引いた男は、鼻から大きく吸い込み、口から大きく吐き出すと、こちらを鋭く睨む。


 直後、爆発的な加速力で距離を詰めると、鋭く重く拳を振り抜く。しかし目前まで迫る拳は、片手で容易に受け止められる。


 その際の衝撃波が、周囲の木々を大きく傾ける。


 男は、簡単に受け止められたことに目を見開く。しかし、掴まれる前に素早く拳を引き、その場で軽く跳ねると、身を翻し側頭部に蹴りを放つ。


 「ッ…」


 それも簡単に受け止められた男は、一度大きく飛び退き、距離を取る。


 「俺の動きについてこれるとは、意外とやるじゃねぇか。Aランクになりたてとは、思えないぜ」


 「貴方も粗野な見た目とは違って、相応の実力があるようですね」


 いや、本当に意外だった。それに、先程の拳撃や蹴撃を見るに、しっかりとした技量を持ち合わせているのも明らか。


 (伊達にAランクじゃないようだけど…)


 打撃の威力は余裕で受け止められるし、その加速力も余裕で知覚できる。相手も本気じゃないと思うが、ここから多少バフが乗っても、対処は容易だと思う。


 「それで、さっきのが貴方の本気ですか? 俺を半殺しにするとか言ってましたけど」


 「あんなのが本気なわけねぇだろ!」


 「じゃあ、もう様子見は辞めて本気を見せてください。貴方の打撃は、痛くも痒くもないので」


 「上等だ! お望み通り、半殺しにしてやる!」


 挑発に乗った男は、先程と同じ動作を繰り返し、目前に迫る。しかし男は、拳撃や蹴撃ではなく、手を胸に添えるように繰り出す。


 よく分からない攻撃は回避するに限るので、その場で素早く屈み、足払いを仕掛ける。


 男は素早く飛び退き、再度構え直すと、身体から白色の靄が立ち昇る。そして、再度同じ攻撃を繰り出す。


 警戒心を高め、身体を回転させて回し蹴りを放つ。男は上体を反らして回避すると、逆の手で同じ動作を繰り返す。


 何度かお互いの攻撃を回避し続けていると、男は俺の回し蹴りに回避が間に合わず、腕で防御する。


 しかし、男の腕は小枝のようにへし折れ、大きく吹き飛ばされた。

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