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unlimited hunter〜ユニークスキル【魂喰】で能力値とスキルを奪い、誰よりも強く、最強を目指す〜  作者: 無名
第1章 5人目のSランクハンター

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第57話 社宅と淡い期待

 彼女の色香に惑わされないよう、小さく深呼吸をして、気持ちを切り替える。そして、隣の彼女に向き直り━━━


 「すみません。一つ、聞きたいことがあるのですが」


 「何でしょうか?」


 「両親の安全を確保したいのです。クランに所属すれば、社宅は無料(タダ)で住めると聞きましたが、セキュリティ面はどうなのでしょうか?」


 「ということは、クランへの所属も検討して頂けると、そういうことですか?」


 「はい」


 「…分かりました。では、ご説明させて頂きます」


 彼女の説明によると、基本的に家族以外の部外者は立ち入り禁止。例外的に立ち入りを許可する場合も、入念に身元を確認される。


 社宅の外壁や窓ガラスは、Aランクの魔石で強度を高めた材料を使用しており、Bランク以下の魔物やハンターの襲撃を受けても、びくともしない。


 監視カメラやオートロックも備わっており、Sランク魔物やハンター、強力なユニークスキルを所持している者でなければ、侵入も破壊も不可能。


 中には、ダンジョンから入手した強力なアイテムで、社宅を守っているクランもあるらしい。


 そして有事の際は、社宅に住むハンターがそのまま防衛戦力となるため、家族が心配なハンターは、ほとんどが社宅を利用するようだ。


 「説明は以上です。何かご不明な点は、ありますか?」


 「そうですね…」


 社宅に住むメリットは理解した。この際一番優先するのは、両親の身の安全だ。


 (後は、どこのクランに所属するかだが…)


 「もう一度確認しますが、ダンジョンの報酬で武器類は、俺の取り分でいいんですよね?」


 「えぇ。私のクランに所属して頂けるのであれば」


 「分かりました。一度、両親と相談してみます」


 「良い返事を、お待ちしております」


 〈全癒の戦乙女〉の高層ビルを後にして、江戸川区にあるAランクダンジョンを目指す。


 「うーん…〈剣王(キング・オブ・ソード)〉と〈猛進の拳鬼〉にも行ってみて、社宅について聞いてみようかなぁ」


 〈剣王(キング・オブ・ソード)〉の勧誘は一度断ったし、〈猛進の拳鬼〉からは勧誘を受けてないけど、社宅については聞いてみたい。


 それだけなら、わざわざクランマスターに会う必要もないからな。


 「あぁでも、どちらも社宅を利用するなら、まず入団試験を受ける必要があるか」


 色々考えた結果、〈全癒の戦乙女〉に所属するのが、一番楽だと思い始めた。


 「穂乃果さんも綺麗だし、女性ハンターが多いってことは、初めての彼女ができる可能性も…」


 そんな淡い期待を抱いていると、目的のAランクダンジョンに到着した。

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