第30話 都市伝説のクラン
素材の売却とローブの鑑定を済ませ、帰路につく。お風呂で汗を流し、夕食を食べ終えると、自室のベッドに寝転がりながら、携帯を弄る。
調べているのは、同じ仮面とローブを身に付けた、不気味なパーティーについてだ。すぐに何件かヒットしたが、あまり詳細な情報は得られなかった。
奴等の正体は、〈死神〉というクランに所属するハンターらしい。
クランの活動は、ダンジョン攻略は当然として、素材や魔石などの資源調達、スタンピード防止のため、魔物を間引くことだ。
しかし、〈死神〉は違う。強盗や強姦、殺人などを積極的に行い、それがダンジョン内に留まらず、一般人にも被害者が出ているようだ。
それなのに、クランマスターも所属しているハンターの数も、活動拠点さえ不明らしい。
そもそも、ハンターギルドに正式に認可を受けたクランではなく、奴等が勝手に名乗っているだけなので、都市伝説扱いなのだ。
被害者を無くすため、奴等の詳細な情報を入手し、ハンターギルドに情報提供したいところだが…【シリアルキラー】があるからな。
殺意に反応して情報を聞き出す前に、皆殺しにしてしまうだろう。
「どうにかして、殺さずに無力化できるようになりたいが…まぁそれは、追々考えるとして━━━」
━━━━━━━━━━
(更新された部分のみ表示)
・Lv.19(4UP)
【称号】
・シリアルキラー(NEW)
【能力値】
・魔力 369(37+332)
・筋力 483(37+406+40)
・頑丈 411(32+379)
・敏捷 379(37+312+30)
・知力 360(37+323)
・精神 349(32+317)
・器用 483(32+421+30)
・幸運 525(37+488)
【職業】
・剣豪
【スキルポイント】
残量 3
【スキル】
[魔法系統]
・【火魔法】Lv.5(1UP)
[戦闘系統]
・【奇襲】Lv.5(1UP)
・【盾術】Lv.5(1UP)
・【身体強化】Lv.4(1UP)
[強化系統]
・【火魔法強化】Lv.4(NEW)
・【斬撃強化】Lv.4(NEW)
[耐性系統]
・【火魔法耐性】Lv.4(1UP)
[補助系統]
・【隠蔽】Lv.5(1UP)
・【気配隠蔽】Lv.5(1UP)
・【魔力隠蔽】Lv.5(1UP)
・【隠密】Lv.5(1UP)
・【看破】Lv.4(2UP)
・【挑発】Lv.4(1UP)
[魔物系統]
・【異臭感知】Lv.5(1UP)
・【鎌術】Lv.5(NEW)
・【異音感知】Lv.5(NEW)
━━━━━━━━━━
これまでに戦ってきた魔物やハンターは、物理系が多いため、身体能力の伸びが大きい。
それに、ハンター達はスキルも豊富なため、新たなスキルや既得スキルのレベルが、必然的に充実していく。
積極的にハンターを狙おうと思わないが、圧倒的に得られるモノが良い。
「それなら、犯罪に手を染めるハンター達はどうだろう。罪のない人達を襲う奴等に、果たして存在価値はあるのだろうか━━━って、待て待て! 思想が過激になっているな」
力を手にし、今まで順調に成長できているから、内心驕っているようだ。他のハンターより成長が速いとはいえ、自分より強い者などいくらでもいるだろう。
弛んでいた気を引き締め、思考を切り替える。
「新たなジョブは、解放されているかなぁ」
━━━━━━━━━━
【3次職】
・【盾豪】
・【暗殺者】
━━━━━━━━━━
二つのジョブが新たに解放されていた。【盾豪】は、【剣豪】の盾バージョンであり、【暗殺者】は、【隠密】のレベルが+1されるようだ。
「今の戦闘スタイルなら、【剣豪】より【暗殺者】の方がいいな」
早速、ジョブを変更した。
━━━━━━━━━━
【暗殺者】
【隠密】Lv.5で解放されるジョブ。
このジョブを選択した場合、【隠密】のレベルが+1される。
━━━━━━━━━━
最後に、宝箱から入手した真っ黒なローブは、〈隠者のローブ〉という名称で、身に纏う者を認識しにくくなる効果があるようだ。
それから、ハンター兼配信者の動画を見ながら、眠りについた。




