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unlimited hunter〜ユニークスキル【魂喰】で能力値とスキルを奪い、誰よりも強く、最強を目指す〜  作者: 無名
第1章 5人目のSランクハンター

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第19話 人気の無い場所で

 休憩を終えると、俺の住む場所━━━新宿からタクシーに乗って、杉並区へ移動する。近場のダンジョンは、コボルト種のダンジョンを除いて、ほとんど攻略したからだ。


 勿論、コボルト種のダンジョンも攻略するが、ボス━━━コボルト・キングが厄介だ。能力値は俺の方が高いが、【隠密】を所持しているため、苦戦するだろう。


 なので、戦闘が有利になるスキルを獲得するため、このダンジョンへやってきた。周囲は、枯れ果てた木と墓石が並び、冷んやりとした空気が頬を撫でる。


 ゴクリ


 思わず、唾を飲み込む。ホラーが苦手な俺にとっては、あまり長居したくない場所だ。俺のようなハンターも珍しくないため、ここは不人気ダンジョンの一つになっている。


 墓石の間を進んでいると、突然土の中から、白骨化した手が出てきた。姿を現したのは、刃毀れが酷い長剣と円盾を所持したスケルトン・ナイトと、ボロボロのローブを身に纏い、杖を所持したスケルトン・マジシャン。


 二種に共通しているのは、【生命感知】を所持していること。このスキルの前では、気配や魔力を隠蔽し、【隠密】で姿を消しても、全く意味が無いのだ。


 だから、真正面から戦うしかないわけだが…。


 「それなら、能力値が高い俺の方が有利なんだよな」


 斬り合いで長剣を破壊し、円盾ごとスケルトン・ナイトを斬り伏せる。そして、魔法を放たれる前に距離を詰めて、スケルトン・マジシャンも斬り伏せる。


 『Lv.13にUPしました』


 『魔力が5UPしました』


 『筋力が4UPしました』


 『頑丈が4UPしました』


 『敏捷が4UPしました』


 『知力が5UPしました』


 『精神が4UPしました』


 『器用が4UPしました』


 『幸運が4UPしました』


 『【生命感知】Lv.3を獲得しました』


♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢


 私の名前は、高橋泉(たかはしいずみ)。将来は学校の先生として働くのが夢で、大学に通っている二年生だ。


 普段は真面目に勉強に取り組む大学生だが、暇な時間はハンターとして活動している。


 オシャレを楽しんだり、友達と遊んだりするにもお金がかかるため、普通のバイトよりは稼げるハンターを選んだ。


 命の危険と隣り合わせなのは怖いが、仲の良い友達とパーティーで活動するのは、とても楽しかった。


 それに運良くCランクに昇級でき、一日当たりの金額が増えると、達成感もあった。今日は私とパーティーメンバーの予定が合わず、どうしようか悩んでいた。


 そこに声をかけてきたのは、同じ大学の同級生だった。顔見知り程度だったが、彼等もメンバーが一人いないということで、臨時でパーティーを組むことになった。


 テレビや新聞で、ダンジョン内で犯罪が横行していることは知っていたが、実際に被害に遭ったことはなく、どこか他人事だったのだ。


 彼等と向かったのは、不人気ダンジョンの一つだった。雰囲気と出現する魔物を見れば、不人気と言われる理由が分かった。


 初めて訪れるダンジョンだったが、彼等の実力と連携は確かなもので、順調に攻略は進んだ。


 ボス部屋の前まで辿り着くと、彼等は突然立ち止まる。


 「どうしたんですか?」


 すると、彼等は振り返り━


 「もう君のご機嫌取りは、疲れたんだよね」


 「…えっ? それは、どういう意味ですか?」


 彼等の纏う雰囲気が変わり、同じ笑顔なのに不気味に感じる。


 「さて、ここまで連れてきてあげたんだから、お礼はしてもらわないとね」


 「ど、どういうことですか!? お礼も何も、私達はパーティーじゃないですか!」


 「パーティー? ハハハ! そう思っているのは、お前だけだよ!」


 「僕達がお前を誘ったのは、ダンジョンを攻略するためじゃない。ここで君を辱めるためだ」


 「な、何を言って━━━」


 「前から君のことは、可愛いと思っていたんだ。ここなら、誰かに邪魔される心配もないしね」


 「なぁ、もういいだろ? もう我慢できねえって」


 「僕も、君が泣き叫びながら許しを請う姿を、早く見たくて堪らないよ」


 まさか、自分が犯罪に巻き込まれるなんて…は、早く、逃げなくちゃ!


 「おっと、逃がさねぇよ」


 両手首を掴まれ、組み伏せられる。


 「誰か! 助けて!」


 「ハハハ! こんなところに、誰も来るわけないだろ!」


 そして、男の手が私の胸を鷲掴みにしようとして━━━


 「や、やめてー!」

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