第13話 戦略的撤退
『Lv.9にUPしました』
『魔力が4UPしました』
『筋力が4UPしました』
『頑丈が4UPしました』
『敏捷が4UPしました』
『知力が4UPしました』
『精神が4UPしました』
『器用が5UPしました』
『幸運が5UPしました』
『【弓術】Lv.4にUPしました』
『【遠視】Lv.4にUPしました』
『Lv.10にUPしました』
『魔力が4UPしました』
『筋力が5UPしました』
『頑丈が4UPしました』
『敏捷が4UPしました』
『知力が4UPしました』
『精神が4UPしました』
『器用が5UPしました』
『幸運が6UPしました』
『【剣術】Lv.4にUPしました』
『【気配隠蔽】Lv.4にUPしました』
『【魔力隠蔽】Lv.4にUPしました』
『【隠密】Lv.4にUPしました』
『【奇襲】Lv.4にUPしました』
目的を達成し、解体作業を行なっていると、【異臭感知】がこちらに近づく者達の存在を教えてくれた。
視線を向けると、ガラの悪そうな男達が胡散臭い笑みを浮かべ、佇んでいた。警戒心を強め、ゆっくりと立ち上がり、用件を尋ねる。
「…何か用ですか?」
「そんなに警戒しないでくれ。俺達はただ、君が心配だったんだ。Cランクダンジョンは、ソロだと危険だからね。それとも、近くにパーティーメンバーがいるのかな?」
ここは、嘘でもパーティーメンバーがいるというべきか? いや、メンバーを一人置いて、索敵に向かうパーティーなどいないし、すぐにバレるか。
「俺は、一人です」
「そうか。先程も言ったが、ここはソロだと危険だ。だから、臨時で俺達のパーティーに入れてやるよ。その方が効率的に安全に討伐できるだろ?」
一見、俺の身を案じた親切な提案だ。しかし、パーティーの連携や一人当たりの報酬を考えると、この人達にとって、デメリットの方が大きい気がする。
それに、言い方は悪いが、積極的に他人に手を差し伸べるようには見えない。
「ありがとうございます。でも、一人でも十分戦えているので、大丈夫です」
「そう言うなって。報酬はきちんと分配するし、ダンジョンの外までしっかりと送り届ける。先輩としては、後輩を一人で放り出すわけにはいかない」
「本当に大丈夫です」
「チッ、はぁ…聞き分けのねぇ野郎だな。先輩の親切心を無駄にしやがって。仕方ねぇ。じゃあ先輩として、一つ大事なことを教えてやる」
「…」
「ダンジョン内では、魔物だけが敵とは限らない。特に、お前のようなソロでイキがっている奴は、格好の獲物だ」
やはり、積極的に他のハンターを狙うPKパーティーだったようだ。
「逃げようたって、無駄だぜ。こっちは四人で、お前は一人。そうだなぁ…所持品を全て置いて立ち去るなら、命だけは助けてやってもいいぜ」
それに応じたとしても、口封じに殺されるだけ。奴等は四人で、人数的にも不利だし、ここは撤退した方がいいだろう。
幸い、コボルト・アサシンからこの状況に役立つスキルも手に入ったわけだし。
「分かりました。どうすればいいですか?」
「所持品を全て足元に置け。そして、その場から3歩下がれ」
男の命令に従い、まずは長剣から置く素振りを見せ━━━瞬時に反対方向へ駆け出す。
「なっ!? おい! 待てコラァ!」
怒声を飛ばし、追いかけてくる男達。そして、急に方向転換し、【隠密】で完全に姿を消す。
「あ? き、急にいなくなったぞ!?」
「どこいきやがった!」
「絶対に逃すなよ! お前ら!」
だんだんと男達の声が遠くなり、有効時間が切れて姿が顕になるが、すぐに木の影に隠れて、男達の様子を窺う。
「ふぅ…なんとか逃げ切れたな。でも、アイツらは、しばらく俺を探し続けるだろうな」
奴等を警戒しながら、ボス部屋を探すのは面倒だ。面倒ごとを避けるなら、日を改めてるか、他のダンジョンに行く必要がある。
さて、どうするか。
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