表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
unlimited hunter〜ユニークスキル【魂喰】で能力値とスキルを奪い、誰よりも強く、最強を目指す〜  作者: 無名
第2章 Sランク殺し

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

103/161

第28話 調査開始。変異の原因は?

 翌日。エンプレス・アント出現原因の調査のため、ハンターギルドが招集したハンターと職員が、午前9時にAランクダンジョン前に集合していた。


 「全員揃っていることを確認いたしました! 9時10分━━━現時刻を持って、調査を開始いたします! ハンターの皆様、よろしくお願いします!」


 職員の挨拶が終わると、ゾロゾロとダンジョンの入口を潜る調査隊。その中に見知った顔がいた。


 「松本さんも招集されたんですね」


 「そうなんですよ! あの時現場には駆けつけましたが、戦うことはなかったですから。疲労や怪我もないので、声がかかったんだと思います」


 「俺は戦ったんですけどね…」


 「松原さんはSランクハンターですし、戦闘も一瞬だったじゃないですか! 招集されて当然ですよ! それに松原さんがいるから、安心して調査できます」


 「そう言われると、何も言えないですね。それより、全然魔物がいないですね」


 「スタンピード直後は、一時的に魔物が大幅に減少しますから。まだ巣穴の中に、ボス含めて十匹くらいしかいないかもですね」


 「エンプレス━━━女帝というくらいですから、ソルジャー・アントではなく、クイーン・アントが何らかの原因で変異したと、考えるのが普通です」


 「俺もそう思います!」


 調査隊は地上の異常を確認できず、巨大な巣穴の中に入っていく。なるべく調査を早く終わらせるため、調査隊の戦闘を俺が務める。


 道中でソルジャー・アントを五匹ほど討伐し、あっという間にボス部屋に到着した。そしてボスと戦闘になる前に、後ろの職員に尋ねる。


 「クイーン・アントと護衛のソルジャー・アントについては、どういたしますか?」


 「正直に申しまして、まだ検証方法は決まっていません。ただ、外国で同じ事例があるようです」


 「そうですか。その時も、怪しいハンターはいたのですか?」


 「そのような情報は、ありませんでした」


 仮にハンターの仕業なら、何が考えられるだろうか。想像外のアイテムの力とかだったらお手上げだが、身近で何か魔物を強化するモノは…。


 (ハンターの死体とかか?)


 あの時は時間帯的にハンターは少なかったはずだから、外部から死体を持ち込んだ可能性が高い。


 俺と同じように、〈マジック・ポーチ〉を所持しているなら可能だ。


 (俺も〈マジック・ポーチ〉に死体はあるが…周りの目もあるし、この方法は試せない)


 じゃあ他に考えられるとしたら、魔物の共食いか? いや、これまで活動してきた中で、そんな光景は見たことない。


 それに下位種を率いる立場のボスが、わざわざ共食いするだろうか? 今まで戦ってきたボスの中でそんな行動をした奴は、一匹もいなかった。


 となると、この方法も可能性は低い。


 共食いがないとなると、魔物の死体ならどうだ? ちょうど護衛のソルジャー・アントがいるし、試す価値はあるか。


 「一つ、試したい方法があります」


 「どんな方法ですか?」


 「クイーン・アントに、ソルジャー・アントの死体を喰わせることです」


 「…魔物が、同じ魔物の死体を食べるでしょうか?」


 「分かりません。ですが失敗に終わっても、一つ検証方法が消えるだけですから、何も問題ないのでは?」


 「そうですね。では万が一に備えて、皆さんで協力して━━━」


 「いえ、俺一人で大丈夫です。エンプレス・アントが相手では、他の皆さんでは力不足ですし、守りながら戦うのは面倒です」


 「分かりました。では我々は、ボス部屋の入口で待機しています」


 「お願いします」


 皆が入口でこちらに振り返ると、俺は〈バルムンク〉を握り直し、力強く駆け出す。あっという間に討伐し終えると、一度大きく距離を取る。


 様子を窺っていると、クイーン・アントは追撃する動きを見せず、ソルジャー・アントの死体に齧り付く。


 バリッボリッと不快な音が鳴り響き、クイーン・アントは途中で食事をやめ、二匹目のソルジャー・アントの死体に齧り付く。


 「全部を食べるわけじゃないのか。何かを食べたら次にいってる様子だが…まさか、魔石か!?」


 クイーン・アントがソルジャー・アントの魔石を食べ終えると、クイーン・アントに変化が生じた。


 身体はどんどん小さくなり、二足歩行が可能な人型に変異すると、明らかに気配が変わった。


 【看破】でステータスを視ても、間違いなくエンプレス・アントに進化していた。


 「キィエエエエエ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ