第10話 宝箱から入手した防具
現在、対峙している魔物は、オークと同等の巨体だが、身体つきは筋骨隆々で引き締まっている。
「グゥオオオ!」
その魔物━━━オーガが振り抜いた大きな拳を、後方へ飛び退き、回避する。再度、距離を詰めてきたオーガの拳を斬り裂き、後退したところを狙い、首を斬り落とす。
『魔力が2UPしました』
『筋力が2UPしました』
『頑丈が3UPしました』
『敏捷が2UPしました』
『知力が2UPしました』
『精神が3UPしました』
『器用が2UPしました』
『幸運が2UPしました』
『【体術】Lv.2を獲得しました』
『【火魔法耐性】Lv.2を獲得しました』
『【水魔法耐性】Lv.2を獲得しました』
『【土魔法耐性】Lv.2を獲得しました』
『【風魔法耐性】Lv.2を獲得しました』
オーガは、その強靭な身体を生かした肉弾戦が得意であり、物理攻撃だけでなく、魔法攻撃にも耐性があるため、Dランク上位の魔物に分類される。
しかし、既にハイオークの単独討伐に成功しているので、苦戦するほどの相手ではない。
オーガが所持するスキルは、全てレベルが2なので、新たに獲得した五つのスキルをレベル3に上げるには、追加で三匹討伐するだけで済む。
その後、順調にオーガ三匹を討伐し、ボス部屋へと向かった。
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光球が光り輝き出現した魔物は、オーガの上位種━━━ハイオーガだ。
「グゥオオオ!」
ハイオーガが繰り出すパンチや蹴りを避け続け、時には懐へ入り込み、何度も長剣で斬りつけていく。
「グ、グゥ…オォ…」
ダメージが蓄積し、とうとう膝をついてしまったハイオーガに、ドドメの一撃を振るう。
『Lv.7にUPしました』
『魔力が4UPしました』
『筋力が5UPしました』
『頑丈が6UPしました』
『敏捷が4UPしました』
『知力が4UPしました』
『精神が6UPしました』
『器用が4UPしました』
『幸運が4UPしました』
宝箱を開けると、オーガの素材の他に、真っ赤なガントレットとグリーブが入っていた。
「Dランクダンジョンで入手できる防具だから、性能はあまり高くないと思うが…」
それでも、内心期待感が高まり、早速ギルドの職員に鑑定を依頼した。
「これは、〈ハイオーガのガントレット〉と〈ハイオーガのグリーブ〉です。宝箱から入手できる確率は、そこまで高くありませんが、希少な防具というわけではありません」
「どのような効果がありますか?」
「どちらも効果は同じです。1つ目は、ガントレットとグリーブによる与ダメージを20%増加。2つ目は、筋力値+20です」
「ありがとうございました」
鑑定料を差し引いた報酬を受け取り、家に帰宅した。お風呂と夕食を済ませると、自室のベッドに腰掛け、ステータスウィンドウを表示した。
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(更新された部分のみ表示)
・Lv.7(5UP)
【能力値】
・魔力 79(16+63)
・筋力 128(16+72+40)
・頑丈 122(11+111)
・敏捷 79(16+63)
・知力 79(16+63)
・精神 80(11+69)
・器用 81(11+70)
・幸運 88(16+72)
【職業】
剣士
【スキルポイント】
残量 3
【スキル】
[戦闘系統]
・【斧術】Lv.3(NEW)
・【体術】Lv.3(NEW)
[感覚系統]
・【気配感知】Lv.3(NEW)
[耐性系統]
・【打撃耐性】Lv.4(NEW)
・【斬撃耐性】Lv.4(NEW)
・【刺突耐性】Lv.4(NEW)
・【火魔法耐性】Lv.3(NEW)
・【水魔法耐性】Lv.3(NEW)
・【土魔法耐性】Lv.3(NEW)
・【風魔法耐性】Lv.3(NEW)
[補助系統]
・【隠蔽】Lv.2(1UP)
[魔物系統]
・【異臭感知】Lv.3(NEW)
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レベルはまだ一桁台で、Eランクダンジョンのボスにも劣るが、Dランクダンジョンを単独攻略できる実力は、身に付いた。
次は多対一の戦闘を強いられ、パーティーを組むことが必須なCランクダンジョンに挑戦する予定だ。
「正直、多少不安はあるが…」
一度決めたことだ。まずはやってみてから、考えるのはそれからだ。
続いて、スキルポイントを3消費して、【隠蔽】のレベルを上げる。
『【隠蔽】Lv.3にUPしました』
現状確認を済ませると、そのまま深く眠りについた。




