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悪魔の心配。
「許さない許さない許さない許さないっっ!!!!!」
「佑太・・・・・・」
真夜は悲しい目で佑太を見る。
「・・・・・・あんた、後ろ向きな」
「はぁ?」
「これ以上コイツが怒り狂えば・・・・・・・」
「なんだよ?」
男は深刻な顔をして言った。
「体が大破する。そして、戲獣化する」
話の内容が解らなく、話の深刻さが解らない。
「戲獣化?なんだよそれ?」
すると、男は呆れた顔を真夜に向けた。
「そんなに知らないの?
・・・・・・まぁいいや。話は後。あいつを止めないと。早く!!」
その時だけ男が頼れた。