悪魔の代理復讐の兆し。
どんぶらこどんぶらこ。
イカに乗った真夜一向はさきほどの船よりも早く進んでいた。
「そーいえばさぁ、君なんて言う名前なの??」
男は、やっと聞いてくれたね。と少しあきれていた。
「俺の名前は豊男 新太。良い名前だろ?」
「な~んだ!!じゃぁおとこくんでいいじゃ~ん」
「そうだな。お前これまでと変わんなくて良いじゃん。あ~あ聞かなくても良かったじゃねーか」
「そうだね。余計なこと聞いちゃったね」
「いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!そこの君!!君が1番ヒドい事言ってんじゃん!!余計っ て・・・そこまで俺って余計??オマケ???」
すると、3人は一声に言った。
「「「うん」」」
落胆する男であった。
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「07号もまがい物か・・・。所詮は貧弱な脳と心に飲み込まれる・・・か・・・クククッ・・・ククッ」
秋元は狂ったように笑い始めた。
「ククククッやはり全てまがい物!!!!やはり全ては"俺を超えることは出来ない!!!"俺は、私は、僕 は・・・・・・神だ」
その恐ろしい考えは、思いは、不気味に秋元の脳に周り始めた。
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4人は兎雫丸の示す方向へ進み、ある島に着いた。
「・・・着いた。亜和・・・待ってろ・・・今助ける」
真夜の心は亜和一直線であった。
「・・・かまやくん・・・」
兎雫丸は、怯えていた。
怯えているのに気づいた祐太はすかさず兎雫丸を慰めた。
ペタ、ペタ、ペタ・・・
「!?」
「っき・・・」
ペタ、ペタ、ペタ。
足音はそこで止まった。
目の前に居たのは秋元であった。
「亜和は・・・どこにいる・・・」
すると、秋元は笑いはじめた。
「何がおかしいんだよ!!!早く言え!!!!!」
「あー悪い悪い。実はね、07号はな死んだんだよ」
沈黙。
死んだ。
何で。
死んだ。
どうして。
死んだ。
原因は。
死んだ。
何故。
死んだ。
秋元のせい。
秋元の。
せい。
「返せ。何で。殺す。殺す殺す殺す殺す殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
真夜の覚醒より、佑太の覚醒が早かった。
疑問がある。
佑太はそこまで真夜と一緒にはいなかった。
むしろ真夜の方が一緒にいた。
理由。
それは・・・。
「決まってんじゃん。アイツあのかわい娘ちゃん好きなんでしょ?」
「・・・は?」
「わかんないの?あんまり接しなかったのに最初にブチ切れた。好きだってことでしょ?」
「佑太が・・・?まさかぁ」
「だったら、あんなに思いっきり覚醒しないでしょ」
「・・・ゆーくん・・・」
「殺す--------------------------------------------------!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」