悪魔の無関心。
「07号。お前死んでも良いのか?少なくとも成功作のお前が死ぬのは僕としては望まないな」
「ふふふふ」
「・・・通じてないな」
秋元はため息をつき、しばらく考えた末に戦う事を決意した。
「07号、死んでも僕には蘇生能力は無いから知らないからな」
しかし、狂っている亜和には言葉は通じておらず、秋元に大鎌で切りかかった。
秋元は難も無く避け、亜和の頭を掴んだ。
「っくぅ・・・」
「僕には精神干渉を行う事が可能だ。そして、掴んだ今なら完全に服従させることは可能だ」
秋元は手に力を入れた。
すると、秋元の手は青くなり始めた。
「ホラ…意識が無くなってく」
精神干渉に気をとられていた秋元は亜和に腕を大鎌で斬られた。
肘から下が無く、ドボドボと腕から大量の血が流れた。
「ふむ。油断した」
「・・・血だぁ」
亜和は嬉しそうに言った。
秋元の血を浴びながら血を舐め始めた。
「…気色悪い」
しかし、亜和は次の瞬間驚いた。
なんと秋元の肘から下が生えたのだ。
しかし亜和は驚いても秋元の体を大鎌で引き裂いたり、潰したりした。
もちろん血は多くでたが、何度も再生する秋元を見て亜和はつまらなくなってきた。
「…」
「どうした07号?つまらないか?僕が再生するからか?」
しかし亜和には通じず、いきなり座りこんでしまった。
「………」
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「でもさぁ、どうするの?行き先は分かっても行く手段が無いですよ?」
「っふ」
真夜は笑い、佑太に言った。
「アタシの能力忘れた?だいぶ前めっちゃアンタとケンカしたじゃん?」
「あ」
佑太が思い出したかのように顔をポカンと口を開けて言った。
「何スか?何スか??」
「お前は聞かなくて良い。ジャマだ。じゃぁ教えてくれ兎雫丸」
「うん!!」
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「07号、やっと服従する気になったか?」
秋元が聞くが、亜和は聞く耳も持たない。
「・・・・・・・何か言ったらどうだ?」
「・・・・・・」
沈黙が続くのであった。