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悪魔の本当の覚醒・・・・・・?。

依屡の話を聞き、秋元は疑いを持ち始めた。

依屡の存在はアリだとしても、その他の髭造じいさんやら吹子ちゃんやらどう聞いても依屡の話方にどことなく似ていた。

ボク口調ではないが、似ている。

そう、まるで依屡が誰かの"モノマネ"をしているだ。

亜和の人格は眠っているとすると、依屡の人格は亜和とは違う別人格。

言わば多重人格。

秋元は依屡に率直に言った。

「君の他の人格、もちろん07号の亜和さん以外だが。髭造は君のモノマネだろう?何故そんな事をする必要がある??僕には理解できない」

すると、依屡はこう答えた。

「バレたかぁ。実はそうなんだよ」

「何故そんな事をする必要性がある?」

「理性を保てないからさ」

「保てないとはどういうことだい?」

「この体には3つの人格がある。1つは本体の亜和ちゃん。もう1つはボク。そして、肝心なのが最後の人格。狂った亜和ちゃんだ」

「ふむ。狂った07号。なぜそいつには特別名前がないのはさて置き、何故07号と狂った07号が区別されている?どちらも07号であろう。何故だ?」

依屡は少々ためらいながらも言った。

「狂った亜和ちゃんは破壊願望の塊にすぎない。それもその人格ができたのは君のせいだよ?狂った亜和ちゃんが完全に出てきたら理性なんてないよ。本能しかないただの獣になっちゃうんだよ。だから、君でも制御できない」

「ふむ・・・・・・・」

秋元は、依屡の答えに少々・・・・・・・いや、違う物に違和感を感じた。

「君、最初に話した時と口調が違ってきてるよね?依屡君」

すると、依屡は笑いを浮べた。

「・・・・・・・・・・・・・」

「どうした?」

「えへへへへへへへ」

依屡は笑っていた。

不気味であった。

「あ・・・・・・はははは・・・・・・・ははは」

「ふむ・・・・・・・最後に聞こう」

「うふふふふっふ・・・・ふふふふ」

秋元は依屡を見て・・・・・・いや、亜和を見て言った。


『君は狂った07号であろう?』




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