悪魔の行き着く先。
真夜と兎雫丸に連れられコースターに乗ったのはいいが、あまりにもコースターがギシギシいいすぎで落ち着いて乗れない。
それに、海底トンネルは良いがサメ”のような”生物がコチラをガン見しているからには余計落ち着いてはいられない。
これもあの悪魔の様な博士のウイルスのせいであろう。
そんな落ち着く暇もなく、考え事をしているといつの間にか他の島に着いていた。
島と言うよりは都会のような風景で、亜和達のいる島とは大違いだ。
「あーちゃぁん、ここはねおおくのひとたちがすんでるんだよぉ。おっきいでしょぉ」
(あーちゃんとは亜和のことだ。)
確かに大きい。
都会のような大きなビルも立っているし、なにより店が多かった。
「亜和、アタシの一押しの店紹介するぜ」
「あ、ありがとう」
すると、兎雫丸が
「やだやだぁ。ぼくがいきたいおみせがさきぃ」
よく分からないが、行きたいところの取り合いをしているのだろう。
「ぼく~」
「あ゛ぁ゛?アタシのが先だ」
そこで、亜和が提案した。
「それぞれ行きたいところに行って、その後集合すればいいんじゃないんですか??」
2人は少し沈黙したが、すぐに納得した。
3人は集合時間を決め、それぞれ自由行動にでた。