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最終話


今回で最終回となります。いつもより長いと思いますがご了承ください。


「俺はセパイア軍のレクシオン。アレンとやら、一騎打ちは俺が相手になってやる。来い!!」

 そういってレクシオンは剣を構えた。

「誰が相手でも負けない! 行くぞ」

 アレンはレクシオンに向かって行き剣を振る。早く、そして鋭い攻撃。レクシオンは避け、バックステップをし、フレッドにはかろうじて避けているように見えた。

「バルカン騎士団はこんなに強いのか……」

 フレッドはつぶやく。そして、ジャックやカイザーに向かって命令する。

「レクシオンさんがやられそうになったら間に入れるようにいつでも準備をしておいてくれよ。万が一に備えてな」

「分かりました」

 フレッドは二人の返事を聞き、レクシオンとアレンの一騎打ちの様子を見守る。フレッドの目の前では一進一退の攻防が行われており、レクシオンは皮一枚で避けていてフレッドはハラハラしていた。しかし……

「さすがに飽きたな」

 レクシオンはアレン……いや、フレッドにも聞こえるように喋った。

「なん……だと……私が相手だとつまらないというのか」

 アレンは怒った様子でしゃべり、そして剣を振るう。

「ああ、その通りだよ。お前じゃ俺の相手にならない。チャンスをやる。退くなら今のうちだな。さあ、どうするんだ?」

「き……貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 アレンは今まで以上に鋭く、そして素早い攻撃を繰り出す。しかし……

「甘いな」

 レクシオンはそう言い、剣を避けアレンの懐へ入る。」そし、て、剣をふるった。

「ぐっ…………」

 アレンは剣を落とし、そこにドサッっと倒れた。それを見たセパイア軍は一斉に攻勢へと転じて行く。フレッドやジャック、カイザー、レクシオンをそれに続いていった。アレンはセパイア軍の兵士に任せてジャンのもとに送った。

 アレンがたおされたことにより、帝国兵の多くが退却、もしくは降伏してきた。それに加えセパイア軍がフレブルに侵入することが出来ていた。

「よし、俺達も中に行くぞ!」

 中に入ると、帝国兵が押し寄せてきたが敵を倒していき、中央の城にいるグルトの居場所へと向かった。

「ここは通さんぞ!グルト様は渡さない!かかってこい。私はバルカン騎士団長シードだ」

 それに続き、隣にいる騎士も叫ぶ。

「私はリク。バルカン騎士副団長の名に懸けグルト様はお守りする!」

 二人の騎士がグルトのいる城の入り口の前で剣を抜き立ちはだかる。

「行くぞ、こちらは多数、しかし敵は二人だ。周りにいる兵士は他の奴らに任せて奴らだけ叩けば、敵は勝手に崩壊していく」

 レクシオンは剣を構える。フレッドも同じく剣を構えた。

「ジャック、カイザー、ミツバ、援護は任せたからな。ちゃんと頼んだぞ」

 フレッドはジャック達に援護を頼んだ後、リクに向かって切りかかっていった。

「なかなか剣の腕は立つようだな。しかし、まだ敵じゃない」

 リクはバックステップをし、持っている槍でフレッドを突き刺そうとする。

「うおっ……と……あぶねぇ」

 フレッドは紙一重で回避し、距離をとる。そして、レクシオンの方向をチラッと向くとレクシオンとシードが戦っていた。

「ここで……負けてられるか……」

 再びリクに向かって剣を振る。

「同じことをやっても無駄だ!」

 リクは先程と同じく、バックステップで回避する。そして反撃に移ろうとする。

「どうかな……」

 ジャックが弓をリクに向かって放つ。

「くっ……」

 リクは無理によけようとして体勢を崩した。そこに対してカイザーとミツバが追撃をする。

「ぬぅ……やはり……」

 かろうじて避けたリクは体勢を立て直そうとする。

「させない!」

 フレッドは剣を突いた。それは、リクの太ももに刺さり、リクは倒れた。

「リクさん。降伏していただけますか?決着はもう着いたはずです。多くの人を殺したくはないんです!」

「そんな、簡単に降伏してはバルカン騎士団の名……いや、帝国軍……そして、このリクの名が恥じるだけだ! 早く殺せ!」

「それは致しません……」

 フレッドはそう言うとセパイア軍の兵士にリクを連れて行かせた。そして、レクシオンの方を向くとシードも連れて行かれるところであった。

「よし、グルトの所へ向かうぞ!」

 そういってみんなは城を登って行った。

 グルトの所まではあっけなくたどり着いた。一度はグルトの部屋にたどり着いたのだが居なかったため、帝国兵に居場所を聞いたところ、屋上だという事を聞きそこへ向かった。

「とうとう追いつめたぞ!グルト、観念するんだな」

 レクシオンは剣を構える。

「ああ、ここから戦況の様子を見ていたがそのようだな……」

 グルトの手には武器も何も持っていなかった。

「だが、しかし!王が敵の手に取られたと聞けば敵は躍起立つだろう……ならばっ!」

 グルトは何か悲しそうな、そいてなにかも決めつけた目でこちらを見る。

「ここで朽ち果てる!」

 そういって、屋上から身を投げた。

「くっ……なぜ、命を大切にしない!」

 レクシオンは苦い顔で言う。間を置きフレッドに向かっていった。

「ジャン様に報告だ。これ以上戦うことは無いからな……」

 レクシオンは急いでジャンに向かって報告。ジャンはとても、喜んだ顔をして

「よくやってくれたレクシオン。そして、フレッド達! 前線と敵に報告して無駄な戦いは止めさせるから、ゆっくり休んでくれ」

 ジャンはレクシオン達にねぎらいの言葉をかけると同時に兵に伝達するようにと近くの兵士にお願いした。

 それにより、一時的な混乱が起こったもののすぐに戦いは終わり、オラクル諸島の戦いは終結したのであった。


 数週間後――――フレッド達はレクシオンやジャン、カイザー、ジャックに別れを告げナルの村にいた。勿論、村人と一緒に。

 戦いの後、フレブルの中を探索していたら村人を発見する事が出来たのである。

「よかった……本当に良かった……」

 見つけた事で、フレッド達の目的は終わりジャンにお願いした事により、ナルの村に戻ることになったのであった。

「おーい! 早くしろ」

 声の主はマイクであった。

「休憩するのもいいけどな、復興作業が全然進まないから……手伝えよな!」

 マイクはフレッドのもとに駆け寄る。

「あ……ここは……」

 そう言うとくすっと笑った。

「ああ、俺たちが最初に一騎打ちした所だ。懐かしいな……」

「じゃあ、俺が相手になってやるよ。セパイア軍にいて相当強くなったんだろ?」

 マイクが武器を構えた。

「仕方ないな……」

 フレッドも武器を構える。

「じゃあ、行くぞ!」

 マイクはフレッドのもとに切りかかっていった。

 そう何一つ変わりない日常が戻ってきたのであった。




前書きにも書いた通り、今回で最終回となります。


いままで「ソロモン」を読んでいただき誠にありがとうございます!


ここまで、続けられたのはこの作品を読んでいただいたみなさんのおかげです。本当にありがとうございました!


次回作は未定ですが、もし書く機会がありましたら読んでいただけると幸いに思います。


最後になりますが、本当にありがとうございました!

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