第8話
「どうした。今氷鉱石を出せば、許してやろう」
しかし言い終わった後、隊長は悲鳴を上げて倒れる。隊長の方向を見ると、1人の男が立っていた。その足元には隊長の亡骸があった。
「貴様……隊長に何をした」
バルカン兵の一人が叫ぶ。しかし、男はバルカン兵に向かって剣を振る。そして言い放つ。
「お前らの悪事を見過ごせないから殺したとでも言っておこう」
そして向き直り一瞬で残り2人を斬り捨てた。
「大丈夫だったか?これで、今日来たバルカン兵は全員殺したから安心しろ」
「助けていただきありがとうございます。僕はフレッド、そして、あそこにいるのがミツバです」
「そうか、俺はレクシオン、で……」
レクシオンは周りを見渡す。すると、誰かを見つけたらしく手招きをする。フレッドはそっちの方向を見ると、誰かが走って来るのが見えた。レクシオンは話を続ける。
「で、あそこで走ってきてるのが、シーザーだ」
レクシオンが説明を終えるとシーザーが来た。
「遅れてすまない、ちょっと向こうに強い奴がいてな。そいつにてこずっちまった」
「分かった。じゃあ、出発するか」
「あの……すみません。出発するってどこにですか?」
「俺たちは、セパイアの使者としてグランに同盟を申し込みにいくんだ」
「そうですか……あの途中まで僕たち付いていっていいですか?」
「途中ってどこまでだ?」
「ナルまでです。多分通り道だと思うんですが……」
「そういえばそうだな……なら、付いてきてもいいぜ」
「ありがとうございます。それで出発はいつですか?」
レクシオンは空を見上げる。いつの間にか陽は沈みかけていた。
「今から……とでも言いたいんだが夜道は危ないからな……それじゃあ、明朝出発ということでこの場所集合な」
レクシオン達はそういい残すと、向こうに去っていった。それを見てミツバが言う。そして今は、武器の手入れをしているところである。
「一回、シッドさんの所に戻ってみるしかないね」
フレッド達は、シッドの所に向かった。




