第71話
感謝感激雨霰。
私が小説を続けていくことが出来るのは、読者の皆様のお陰です。
本当にありがとうございますm(__)m
今回は過去編です
「さて……レクシオンさんが言ってた場所はここだね……」
そう言い、フレッドは目の前にある森を見上げる。
「ここの中に特訓できる広間みたいな場所みたいなところがあるらしいですね……」
カイザーが言葉を続ける。
「じゃあ、さっそく始めましょうか?」
そう言って森の入り口についた瞬間、一つの像が見えた。
フレッドには見覚えがなかったのだが、どうやらカイザーは知っているようだった。
フレッドはカイザーにこの像について聞いてみる。すると、フレッドにも聞いたことのある名前が返ってきた。
「この像は……ジーク・アストロイさんの像さ」
そう言って、カイザーは説明を始めた。
「アストロイさんは五年前の戦いの時に、セパイアで最も戦功を挙げた人物なんだ。その中で一番有名な戦いがここ、ロンド城で起こったんだ」
フレッドはカイザーの話に聞き入っていた。
「今と同じ……バルカンとセパイアの戦いでな……バルカン軍は兵一万五千と、大量の兵器を持っていったのに対して、セパイア軍は僅か四千。兵器も無い状態だったんだ。ところで、フレッドは攻者三倍の法則というのを知っているかい?」
フレッドは黙って首を横に振った。
「城を攻めるとき、攻城側は城に篭っている兵士の三倍の数で攻めなければ、城は攻め落とせないと言われている法則だ。まあ、今はそんなことはあまり通用しないんだ。兵器が無い攻城戦でないと意味がないからね……」
カイザーは淡々と話を続けた。「セパイア軍は敵が三倍以上の兵力、そして大量の攻城兵器を持って城に来るという事を聞いて、驚いたものがたくさん出てきて、ロンド城内は混乱に陥った。また、守将のなかでも、徹底抗戦を主張する者や、降伏を主張する者。様々な意見や主張が飛び交っていた。その時に、まだ将になってから間もないアストロイさんが一つの策を城主に申し上げたのだ……その策とは――
――二千の兵を率いて、この森からバルカン兵の部隊に奇襲をかけて、混乱に陥れようといえ作戦であった」
フレッドは「ふんふん」と相づちを打ちながら話を聞いていた。
「先ほど、徹底抗戦を主張していた者、降伏を主張していたものなど、色んな者に反対を受けた。上の者の立場だと、新入りになにかされるのが気にくわなかったのだろう。兵数の半分を持っていき、もし裏切ったらどうするんだ……もし失敗したらどうするんだという意見が多数出てきたのだが、城主はその策を実施したのだ」
「それで……結果は?」
フレッドは恐る恐る聞いてみた。
「もちろん、成功したさ。しかもその戦いのおかげで三国の和平状態か結ばれることになったんだ。その時に、条約締結をしに行ったのもアストロイさんというわけだ」
フレッドはそれを聞き、そんなすごい人とは知らなかったと感心し、いつか会ってみたいと思うようになってしまった。
「しかし……だ。アストロイさんは条約締結後に急死してしまってな…………だから、ここに像が建てられたという訳なんだ……戦いの神としてもとしても崇められているんだ」
カイザーは像の前に立ち、手を合わせお祈りをした。
ここまでお読みいただきありがとうございましたm(__)m
どうでしたでしょうか!?
ジークさんは今回で登場終了かもしれませんがよろしくお願いいたしますm(__)m
もうすぐ期末なので更新出来ないかもしれません。
申し訳ありません。




