第64話
「あいつ等どんだけ早いんだよ……ハァハァ……このままじゃ体力が尽きてしまう。一回休憩だ」
そう言ってフレッドは腰を下ろした。その時、目の前で黒ずくめの男とジャックが通り過ぎて行った。
「あいつらより先に来ていたのか……そりゃあ、疲れるはずだ……」
しかし、その考えにおかしいところを発見した。
――なぜ、ジャックを追いかけて行ったのに追い越せるんだ――
その考えにたどり着いたとき一つの結論に達した。
あいつらは、同じところをぐるぐると回りながら少しずつ進んでいるということに、しかも、それの事に気がつくとさらにもう一つ疑問が浮上した。
――なぜ同じところをぐるぐる回っているんだ――
そのとき、さっきのカイザーがしゃべっていた言葉を思い出した。
「そういえば、何か嫌な予感がするとか言ってたな……俺もだったが……それに、ジャックに身の危険が迫ってるとも言ってたな……」
フレッドは思考を開始した。そして数分後、ひとつの回答にたどり着いた。
「あいつら、何かの為に時間稼ぎをしているんだな……あいつらの向かってる方向は……俺達が入ってきたあの門か……行く場所が分かればなんとかなる……早く行かなければ……」
少し休憩したので、体力を回復したフレッドは急いで城門へと向かった。
数分後城門につくと異様の光景を見たのである。そしてフレッドは見た光景によって今までの謎が解けたのである。




