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第58話
「なにっ……」
クロフォードは一瞬驚いた顔をしたが、フレッドの攻撃に備えるために剣を構える。
またも、金属のぶつかる鈍い音が鳴った。
両者ともに最大の力を込める。今度は、両者の剣が飛んで行った。
「フレッド、おまえのどこにこんな力が残されているというんだ」
クロフォードはバックステップをしてフレッドと距離をとり剣を拾う。それと同じようにしてフレッドも剣を拾う。
そして、剣を持ち上げクロフォードを向いたときクロフォードが叫び声をあげて倒れた。急いで近寄ってみると胸に矢が刺さっていた。そして、奥を向くとジャックが弓を構えて立っていた。
「ジャック、なんでクロフォードを攻撃した。手出しはしないという約束だっただろ」
「そんな約束は一時の気休めでしかありません。しかもこのまま続けていたらフレッド様、あなたが負けていたのですよ」
「そうかもしれないけど……」
「しかもあなたが死んでしまったらこの軍を誰が統率するのですか」
ジャックがそう言葉を発した時、奥から声が聞こえてきた。クロフォードがやられたことを知って怒り任せに攻撃してきたのである。




