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第53話
「まだ気付かないのか?」
「気付くって、何にだ」
「おまえはフレッド様に踊らされてるだけということを」
「踊らされてるだと……どういうことだ」
「さっき、フレッド様から渡された紙にクロフォード……おまえが裏切る可能性があるから注意しとけ。それと伏兵がいるはずだから気をつけろと書いてあったんだ」
クロフォードはフレッドを見ながら舌打ちをした。
「しかし、フレッドの命はこちらが握っている。下手に動くとフレッドの命はないぞ」
「果たしてそうかな……」
「なんだと、理由を言ってみろ」
「この周りには弓兵がおまえらのことを狙っているんだ。弓矢を放ってからだとお前達はフレッド様を殺すという反応できないぜ」
「それでも、お前らの矢がフレッドに当たる可能性があるじゃないか」
「ふん、こっちの兵は何年間も弓兵として戦って来ているんだ。目標をはずすことは無い」
その時クロフォードが高らかに声を上げた。
「皆、弓矢を恐れるな。フレッドを殺せ!!」
フレッドの周りを兵が囲んできた。しかし、その兵達はジャック率いる弓兵の矢によってどんどんやられていく。




