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第52話
その言葉と同時に、フレッドは周りの兵500人ほどに剣を突きつけられた。
「くっ、おまえがバルカンの将というのは本当なのか?」
「ああ、しかもバルカン騎士団長パブロ様の直属の配下だ」
その時、フレッドの口から笑みがこぼれた。
「な、何がおかしい。おまえは周りを囲まれているんだぞ」
「しかし、その周りをカイザーたちが囲んでいる。もし、殺せたとしてもその後どうするんだ?」
「ふん、伏兵に出会って混乱している隊を倒すなんて簡単すぎるぜ」
「本当にそうかな」
フレッドが言い途中に弓の矢の放つ音が鳴る。矢はクロフォードの兵に刺さった。
「だ……誰だ、そこで弓矢を撃ったもの出て来い」
その時出てきたのはジャックだった。
「どうしておまえがここに? 伏兵に遭っているはずじゃないのか」
その言葉を聞きジャックが声を上げた。




