第31話
「分かった、俺たちは外で待ってる。フレッド様は、早く話をつけてきてくれ。頼んだぞ」
「ああ、分かった。じゃあ、そこで待っててくれ」
フレッドはジャックたちを置いて、カイザーの後を付いていった。
フレッドは、レグラに会って驚いた事があった。それは、片目に眼帯があったことである。
「おお、フレッド殿来ましたか。さあさあ、どうぞ席に座ってください」
強面の顔なのに対して喋り方が丁寧なのだ。そんなことを考えながら、椅子に座る。
「いきなりですが本題に入りましょう。捕らえたバルカン兵の処遇はどうしましょうか?」
周りでいろんな意見が飛び交う。
ここで殺して敵の指揮を削ぐとかリオーネに送ってジャン様の判断を仰ぐという意見が多数出た。そこでフレッドは思い切った行動に出た。
「すいません。その兵達を私の軍にもらっても良いですか?」
一瞬沈黙が流れた。しかしその後批判の声がだんだんと上がってくる。フレッドは諦めるために、声を上げようとした。その時1つの言葉がその場を黙らせた。
「ちょっとみんな一回落ち着いて、フレッド殿の話を聞け。さあ、フレッド殿なぜそう言ったのか理由を話してくれませんか」
「はい、さっきバルカン兵を見たのですが……なかなか使えそうなやつがいたんですよ。その方がほしいからです」
「なるほどな……」
レグラは少し考え込み、答えを出した。




