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第26話

 フレッド達はロザルトにつくまでに3時間程しか掛からなかった。しかし、現在ロザルトの前で陣を張っていた。なぜロザルトの前にいるのかというと、ロザルトがバルカン軍約1300人に包囲されているからであった。

 ここでジャックが声を上げる。

「どうするフレッド、敵はこっちに気付いてないようだが」

「そんなの後ろから急襲しちゃえばいいじゃん」

 ミツバが立ち上がりながら叫ぶ。それを見たジャックは瞬時に口をふさいで座らせた。

「騒ぐのは絶対に止めろ、もし、バルカン軍にばれたら兵力に劣るこちらが負ける。そうしたら、ロザルトをバルカンに取られその上にセパイア軍全軍の士気が落ちるぜ」

 フレッドが言葉をつなげる。

「そうだよミツバ、そうしたら逆にバルカン軍の士気が高くなってバルカン軍の逃走兵ががくんと減る。そうしたら最終的には、セパイアやグランはバルカンの手によって滅ぼされるよ」

 ミツバは首をかしげたままフレッドに聞く。

「何で士気が上がると、兵って強くなるのかな? あ、それとフレッド、ジャックさんに使ってないんだから私にも敬語使わなくて良いよ、そっちのほうが疲れないし良いでしょ」

「うん、そうさせてもらうよ。で、ジャック何時仕掛けるの? このままじゃロザルトの食料がなくなってってジリ貧になっちゃうけど。どうするの?」

「ああ、今はそれに困ってるんだ。今仕掛けても兵力の差で負けるしな、ロザルトのやつらと連絡が取れれば挟み撃ちができるんだが連絡をとる方法がない。もし連絡がとれるか、もしくはバルカン軍から脱走兵が出てくれればいいんだけどね。まあ、待ってればそのうち音を上げると思うよ。それか、補給部隊を叩くというやり方もあるぞ、どうするんだ? 決定権はフレッド様にあるんだ。さあ、決めてくれ。フレッド様が決めたことに誰も異議は持たないからさ」

 フレッドは腕を組んで考える。

(どれもいい案なんだよな……どうするか)

 その時、フレッドはいい案を思いつき話してみた。


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