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第23話

 その仕事の内容とは

 ――カルトの近くのロザルトに行ってバルカン軍の襲撃を備えるとともに、城の守備を固めること、ロザルトに住んでいるセパイア国民の安全確保と脱出路を作ること――

 らしい。すぐに進軍方向を変えて出発しようとしたとき、「今は持ってないが渡すものがある、もうすぐ持ったやつが来るから待っててくれ」と言われたので立ち止まった。

 しかし、10分待っても誰も来ない。

「誰も来ないじゃないですか。私達はもう出発します。ジャンさんに新しい仕事を頼まれたからね」

「もうちょっとで来るはずなんで待っててくださいよ」

「それはさっきから何回も聞いてます。でも来ないじゃないですか。行こうよフレッド」

 ミツバはロザルトに向かって出発しようとした。その時、大勢の軍勢のような足音が近づいてくるのが聞こえた。フレッドは足音の方向を向く。すると、1000人程の軍勢が近づいてきていた。

(こんなところでバルカン軍に出会うなんて不運だ……しかし、ここで少しでも兵力を削ればロザルトでの戦闘が楽になる。しかし、無理をするとバルカン軍にやられ、元も子もなくなる)

 考えている時間がなくここで行動するべきと決断したフレッドは剣を抜き、軍勢が来るのを待つ。しかし、斥候は手を振って、軍勢を呼ぶような格好を取っていた。

「何やってるんですか……あれは敵の軍勢ですよ? まさかあなたは敵ですか」

 フレッドは剣を斥候の方向に向ける。

「敵? 違いますよ良く見てください。あれが、フレッド殿に渡したかったもので、ジャン様からの贈り物です。今渡した800の兵でバルカン軍を倒してきてくれだそうです。では私はこれで」

 そういって、斥候は軍勢の方向へと走っていった。そして、軍勢がこちらへと向かってくる。

「フレッド様だな? 私はこのセパイア軍弓兵隊を率いている隊長のジャックだ。よろしくな」

 フレッドが聞くにはこの隊は

 弓兵  400人

 槍兵  100人

 剣兵  100人

 輸送兵 100人

 衛生兵 100人

 という振り分けだった。それと、兵は自分で雇って良いらしく、振り分けも自分で決めていいらしい。そのかわり雇うための金や武器を買うための金は、自分や自分の軍が功績を立てて貰った金でしなければいけないということらしい。


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