第22話
「分かりました。今日出発します。でも、出発のための荷物などを整えなければいけないので、少しだけ時間がほしいので、出発は2時間後ぐらいでいいでしょうか?」
「ああ、そのぐらいが一番いいと思っていた。フレッド君、無理を言ってすまなかったね。私はこれから仕事があるのでここで失礼するよ。じゃあ、今度結果を聞かせてくれると助かるな。……っと、そういえば自己紹介がまだだったね。私の名はルドランだ。仕事が終わったら城に来て私の名前を言ってくれ。
じゃあな」
そう言うと、ルドランは頭を深々と下げると、階段を下りていった。
「フレッドなんでそんなことを承諾したの? ジャンさんが明日でいいって言ってたじゃないルドランさん自身が、それなのに今日出発するってどういうことなの?」
「それは……戦いが早く終われば被害者が少なくなると思ったからだよ」
フレッドの言葉を聞くとミツバは笑い出した。
「さすがフレッド、『勝つこと』じゃなくて、『どれだけ被害を少なくして勝つか』ということを一番に考えてるのね。ほかの人だったら多分『勝つこと』を重点的に見てると思うわ」
「それより、出発するって言ったから早く準備に取り掛かろうよ」
フレッドは荷物を整理する。ミツバもうなずき準備に取り掛かるのであった。
2時間後、フレッド達はリオーネの門の前にいた。
「ミツバもうすぐ出発をするけど忘れ物とかしてない? ここで出発したらリオーネに戻って来るのはどんなに早くても15日はかかるからね。今、荷物を確認してよ」
もう一度荷物を確認する。5分ほど調べ、忘れ物がないことを確認する。そして、カルトに向かって出発した。
しかし、4日後事態は急展開を見せることになった。それは、バルカン軍の手によってカルトが攻め込まれ焼かれたことである。フレッド達は急いでカルトに向かった。
フレッド達はカルトに向かっている途中、セパイア軍の斥候に出会った。斥候は、カルトが焼かれたことを聞きフレッドたちに他の仕事を伝えに来たらしい。




