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第13話

 先頭を歩いていたレクシオンは振り返り言う。

「しかしなぁ、何故ジャン様は、こんな国と同盟を結びたいんだ? 俺にはさっぱりわからん。分かるかシーザー?」

「多分だが理由は3つある。1つ目は人数を増やし2手に分かれて攻撃をする事。2つ目はバルカンを攻めているときにグランから攻められないように。そして3つ目は周りの国を手に入れた国の戦略が欲しいからだと思うんだが。しかし、ジャン様が同盟を結びたいと言ってるんだから何かしら理由があるだろ」

 その回答を聞いたレクシオンは納得した顔で頷く。フレッドは聞いたことの無い単語があり聞こうとするが、その前に、レクシオンがフレッドたちに説明をした。

「ジャン様は、わがセパイアの国王なんだ。昔は、5年前の戦乱で軍師を務めていたんだぜ」

「へえ、そうなんですか……だからさっき――何かしら理由があるんだから大丈夫だろ――とかいってたんですね」

 レクシオンは黙って頷き、歩き出す。そして3日後フレッド達はグランの首都トランに着いたのである。

「ここがトランだ。今から俺達は城で誓紙を渡しに行くが、フレッド達は城の中に入ることはできないから城の前で待っててくれ。すぐ終わらしてくるから」

 と言ってレクシオンとシーザーは城の中へと入っていった。30分後、城の中から出てきたレクシオンは城から離れた場所に移動し、こう言ったのである。

「あの野郎、何様のつもりだよ。何が――私達には同盟などいらんが仕方ないから見てやろう、ほれ早くその静止を貸さんか――だ。偉そうにしやがってなんであんな奴の国と同盟を結ばなきゃいけないんだ」

 そう言って暴れそうなレクシオンをシーザーが諌める。

「シーザーそんな事言ってないで早くリオーネに帰るぞ。ジャン様が報告を待ってるんだからな」

「そういえば、そうだな。じゃあフレッド、ミツバ早く帰るぞ」

 レクシオンは足早にトランを去っていった。しかし、トランを出発して次の日、そそくさとトランから出てきたので交易品を買う暇が無かった。なので通りすがりの商人から交易品を買うことにした。

「買ってくれてありがとうございます。ところで今からどこに向かうのですか?」

 品物を受け取りつつフレッドは答える。

「今から僕達はナルへ、レクシオンさん達はリオーネに帰る途中なんですよ」

 フレッドはレクシオンを指差しながら言う。商人たちの顔を見ると驚いたような顔をしていた。そしてフレッド達は次の瞬間信じられない言葉を聴いたのである。

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