1/1
いつもの日常(術士視点)
主人公の1人、術士・“駿河 忍”視点で描かれますので、ご了承ください。
ヤツを拾った、あの日から俺は退屈しなくなった。いや、むしろ騒がしくなりすぎてる気さえする。
別に嫌ってわけじゃねえ。ただ、“あれ”が無ければ、だ。
じゃねぇと、きっとたぶんいつか突き落とされるって呆気ない死に方を迎えちまうだろうよ。
ま、そう簡単には迎えてやる気もつもりもさらさらねェーがな。
「‥‥‥‥‥‥」
ご近所迷惑も甚だしい階段を駆け上がる騒音に、頭を抱えた。『この世のなかの苦虫という苦虫を握り潰した』と揶揄された表情を顔に張り付けて、だ。
さて、と。ヤツ、をしつけるか。
****************