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夏生詩集

本音をいえば

作者: 夏生

復興のために


復興のために


復興のために


そう言っておけば


今の世の中


形になる


ちゃんと考えて行動している


ようにみえる


支援します、寄付します


します、やります


仕事だから


個人的には


対岸の火事なんです


もうピンとこないんです


それより自分の身近なことが


山とあって、無難にこなすことで


精いっぱいなんです



大義名分、なんになる?


一時的な一体感でしたね


所詮、こんなもんです


金の動きを目で追うのは


やめられない



誰の本音か


みんなの本音


役に立たない言葉は


「頑張ろう」


自分の頭の蝿も払えない奴が


人を応援するなんて滑稽



もう嘘をつくのはやめよう











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― 新着の感想 ―
[一言] 一歩踏み入れった詩だと思います、綺麗事、ばかりじゃないですよね。偽善行為にもなりうるかもしれないことを裏側から見たような詩だと思います。
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