表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ノスフェラトゥとヴェアヴォルフ  作者: 周防涼白
ぶらり異世界小旅行編
55/59

~ん~? なんか眠いな~

 …………おろ? なにか重大な事を忘れている気がする。なんだったかなぁ。


 少年が眼を覚ましたのは次の日。眩しいくらいの太陽さんの光が降り注いでいた。因みに、少年は床の上で寝ていた。全身の節々が痛む。


 少年はボリボリと後頭部を掻いた。ナニカを思い出そうと試みるも、失敗。ポッカリと穴が空いたかのように何も記憶が欠落している。


 ま、いっか。忘れるくらいだし。


 少年は何処迄も楽観的であった。


 眠気の残滓が程良く残る朝の一時を過ごす少年に対して、王城に居る人間は大変慌てていた。


 勇者様のもう一人、ショウネンが失踪していたのである。


 ショウネンが滞在していた部屋には一通の置手紙。『捜さないで下さい。○』と日本語で書かれた置手紙。


 残念な事に此の世界の住人には地球で培われてきたモノは通用しない。言う迄もなく日本語も。だから、なんと書かれているのか分からない。


 最初に発見したのは侍女の一人。其処から転々と人から人へ伝えられ、王様の耳に届く迄にはかなりの時間を費やしていた。また王様から勇者ゼロへ伝えられるのにもかなりの時間が費やされていた。


 少年は訓練の旨を伝えにくる侍女が何時迄経ってもやって来ないのを疑問に思った。数秒後には忘れていたのだが。


 まぁいっかと納得して、直ぐに魔法の自学を始めていた。


 自身の身体に流れる魔力という概念を全身に隈なく流す。血液のように。温もりが末端にも行き渡るような感覚。ただひたすらソレを繰り返す。


 心臓の刻む律動よりも速く、血の流れよりも速く先へと流していく。全身の細胞が活性化していくの肌で感じていた。


 少年の意識を無理矢理引き裂くのは、開かれる扉。大変無遠慮である。


「起きているか! 勇者?!」


 突然扉を開けたのは金髪美形の騎士。親父が大貴族の所為なのか矢鱈と偉そうである。


「此の俺様が直々に呼びに来てやったのだ。とっととついて来い」


 要件も言わず何時も自分の思い通りに事を運ぼうとする。傲岸不遜此処に極まれりである。


 少年は寝衣姿のまま謁見の間へ呼び出されていた。道程、何故俺様が此のゴミの為に……などの嫌味をBGMに。


 謁見の間にて、少年はショウネンの書置きを手渡され、早く内容を読めと急かされた。


 なんとなく道具扱いされている様な気持ちがした。


「王様『捜さないで下さい、レイ』と此処には書かれております」


 少年は昨夜もう一人のショウネンと話していたのだが、其の事は記憶にはない。後遺症の様なモノであろうか。

書き溜めているんですが、辻褄合わせに奮闘しております。


月一ペースの更新になると思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ