表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/59

~俺っていったいなんなのさ~

 俺が人間を超えた存在になったからといって、だからそれ=(イコール)吸血鬼という等式は成り立たないのだと思うのだが、だけど実際にはなにも分からないということがげんざいの現実、現在いまの真実。

 人間を超越した存在=(イコール)吸血鬼ではないはずだが、吸血鬼=(イコール)卓越した存在はどうやらそこまで違和感を生じないと思うのは俺だけであろうか。どうでも良いことなのだけれど。



 吸血鬼、といっても普通に日中も出歩くことが出来るし、十字架? なにそれみたいな感じである。大蒜にんにくだって普通に食べられるし、鏡にも映る。首に手を添えると普通に脈拍を感じとれるし、試しにカッターで指を切ってみたけど血は出る。


 だけど、日光を浴びるとだるくなった。十字架を思い浮かべると軽く眩暈めまいがした。大蒜は少し苦手になった。鏡に映る姿は心なし薄くなった。心拍数は一分間に30回を下回るようになった。切り傷程度はすぐに治るようになった--その時、流れ落ちた血も消えた。


 完全に規格外になったな~と思いつつ、だけど日常生活にはあまり支障をきたさないと確信めいた予感がする。能ある鷹は爪を隠すらしいから、力ある俺は制御しなければならないはずだ。あれ? ナルシスト発言?



 『吸血鬼になった』と言ったところで、だからといって別に今の日常が非日常になる訳ではない、はず。そんな可能性の空想論を延々と論じたところで、なにかが変わる訳でもないだろうけど。だけど、俺は話さずにはいられない。


 俺という、ちっぽけな人間--もう違うか--がひとり行方不明いなくなったとしても世界は相も変わらず廻り続けるはずであるし、俺という矮小な吸血鬼が人間ひとを何百人喰べたところで世界は揺るがないのだ。

 いや、まだ人間ひとの血は飲んでいないけどさ。


 なのでって一体どういう繋がりなのか甚だ疑問を抱かざるをえないけれど、まだ血を飲んですらいない俺を『吸血鬼』と呼べるのかどうか疑問を抱く。やっと最初の言い出しに戻れるね。

 人間を辞めた。人外になった。力を手に入れた。犬歯が伸びた。etc.etc.

 だけど、『血を吸う鬼』の定義に当てはままないんだよ。いくつかの条件に当てはまったとしても、定義に反していたらそれを証明することは出来ない……はずだ。


 俺はそんな模糊もこ曖昧あいまいになった。

 存在自体が希薄であやふやのような? そんな感じ。


 だと言うのにも関わらず、今日もまた俺は平然と学校へと登校している。みんなの知っている昔の『俺』……ではない今の[俺]がこうして歩いている。


…………○


久方振りの更新です。

なんか、もうダメぽ(泣

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ