第8話:勝負の行方は…
今回少し長めかもしれません。
良かったら最後まで見てくださると嬉しいです。
僕はいつもより早く学校に向かっている。
今日は、店の開店時間が早くて母が弁当を作れなかったから、コンビニで買うことにしたからだ。
店に入ると、見覚えのある後ろ姿だった。
「あれは確か…佐々木さん?」
「おはよう!!しらいっち」
「え?」
つい顔に出ていたようだ。
「嫌だったかなー?」
「別にいいけど…」
「しらいっちー、いつもコンビニで買ってるの?」
「いや、今日は母が忙しかったから」
「あーそういうことねー」
僕は急いでおにぎりを取って会計を済ませ、店を出た。だが後ろから佐々木さんが
「待ってよー、しらいっちー」
結局二人で学校に向かったのだった。
教室に着いたのはギリギリだった。佐々木さんと喋りながら来たからだろう。
「白石くんおはよう!ゆいと一緒に来たの?」
と頬を膨らませる。なんか怒ってる?
「ゆい。おはよう。」
「一回落ち着こうよ!みゆーー」
廊下に連れていかれた佐々木さんはとても疲れた様子で帰ってきた。
「ごめんね!白石くん、ゆいと二人でちょっと大事な話してきたから!」
と笑顔で言ったのだ。
朝の会が終わって、テストの結果が配られた。
僕の結果は490点で1位だった。
「白石くん結果どうだった?」
「490点で一位」
「すごっ!!私はなんと…467点で7位でしたー!」
「ってことは…」
「私の勝ちだよ白石くん!何聞いてもらおうかな」
「凄いね。福井さん、めっちゃ点数伸びたんじゃない?」
「そうだね!50点くらい上がったよ!って話逸らそうとしてもダメだよ!」
勘づかれてたか。
「何でも言ってよ。」
「じゃ、じゃあその………明日の祝日一緒に出掛けない?」
顔を真っ赤にしてそう言われた。
え…それってデートなんじゃ…
「い、良いよ。」
そう答えたら席を立ち、髪を揺らしながらどこかに走って行った。
初めての出来事に動揺してしまったとさっきの事を思い返して、白石くんも耳が赤くなっていた。
授業はあっという間に終わり、下校の時間になった。
あれから一回も喋っていない。何回か目が合ったが、お互いに目を逸らしてしまう。
校門まで来て、もう帰ろうとした時に福井さんに呼び止められた。
「待ってよー!」
「どうしたの?福井さん」
「い、一緒に帰ろ!」
と言われたので、二人で帰ることになった。
「ごめんね!私今日途中で走ってどこか行っちゃって…」
「それは良いけど。明日どうする?」
「あ、明日は駅前9時集合しよ!」
「分かった。」
「あ、」
「どうしたの?」
「白石くん!クレープ食べない?」
と指をさしている方を見たらクレープ屋さんがあった。
「良いよ。」
店に入ると福井さんは目を輝かせてクレープを見ていた。
…食べることにした僕らは一つずつ注文した。
「福井さんのなんかでかくない?」
「そーかな?」
なんか僕のやつの2倍以上ある。
「めっちゃ美味しいー!!」
「確かに美味しい。」
「だよねー!こんなのすぐ無くなっちゃうよー」
と言い、とても速く完食した。
ぼくもそれに頑張って追いつきなんとか食べきった。
会計を済ませて、少し進んだところで福井さんが
「寄り道しちゃったけどまた明日ね!白石くん!」
「うん。また明日」
と解散した。
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