第11話:過去
今回も最後まで見てくださると嬉しいです。
ドアが開くとそこにいたのは、福井さんだった。目が合って僕は気まずくて固まっている。
僕たちの様子を見ていてなにか察したのか、母が僕を呼んだ。
「優樹ー、買い出し行ってきてくれない?」
「分かった。」
すぐ荷物を持ってその場を離れ、スーパーに向かった。
「いらっしゃい!未夢ちゃん、最近優樹と仲良くしてくれてありがとね」
「あの…白石くんと…」
「なんかあった?今時間大丈夫かな?」
「は、はい」
裏の休憩室に二人で向かった。
「ごめんね、優樹がなんかした?」
「いえ、そういうわけじゃないんです。実は…」
福井さんは今の現状を話した。
「そういうことだったのね、あの子昔色々あってね。勉強しかしてなかったのよ。」
「なにがあったんですか?もし良いなら教えてくれませんか?」
「…あの子中学の時、本当はもっと陽気で優しくてみんなから頼りにされてた。それである女子から恋愛相談をされていたの、その子は優樹だけに相談していて二人だけの秘密だった。でもある日その女子の好きな人が、唐突にみんなにバレて本人まで伝わった。結局その子は振られたらしいの。
そして秘密だったことが広まったのは優樹のせいだって周りに広がって、最終的には優樹が陰口を言われる始末。そしてクラスでも孤立してしまって勉強をひたすらやってとても努力していたわ。
でもそれから人と関わるののが怖くなっていたのかもね、もしかしたらその事を思い出してしまったかも知れないわ。」
「そうだったんですか…」
「だから未夢ちゃんには感謝してるのよ。人と関わるのを避けて、迷惑をかけないようにしてきた優樹と仲良くしてくれて。」
「あの私…しら、いえ優樹君に相談に乗ってもらったことがあるんです。」
「私過去に大きな失敗をして、人の期待を裏切ってしまったことがあるんです。でもこの事を相談したら、過去の失敗を活かして、変わろうとしているならそれは凄いことだって、努力したって言っても良いみたいな事を言ってくれました。」
「スーパーって近くの所ですよね?」
「ええ、そうだけど」
「優樹くん探して来ます!」
元気な声を出し、頭を下げた。
久しぶりの投稿でした。
最後まで見てくださってありがとうございます!
次回も見ていただけると嬉しい…
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