第9話:「何でも聞いてくれるって言ったよね?」
今回も見てくださりありがとうございます。
最後まで見てくださると嬉しいです。
今日は福井さんのお願いでお出かけする日だ。
前の勉強会の時、福井さんを待たせてしまったから集合時間より早く家を出た。
計画どおり福井さんより早く着いたため、時間を確認したら後15分程ある。ひと息ついていると後ろから声をかけられる。
「おはよう!!」
ポニーテールで前よりも大人な感じだ。一瞬誰か分からない、とても可愛かった。
「おはよう。」
「じゃあ早速行こうか!!」
と電車に乗り込んだ。
「福井さんどこに行くつもりなの?」
そう聞いたら、人差し指を顔の前に立てて
「秘密だよっ!」
そう言い教えてくれない。
着いた場所は大型のショッピングモールだった。
家族以外と来たのはいつぶりだろうか。
「…久しぶりだな」
だが来るの自体が久しぶりなため、まったく中の構造が分からない。福井さんに気を遣わせてしまわないだろうか。そう考える内に暗い顔になっていた。
「大丈夫だよっ!私のお願いで一緒に来てもらったし、今日は何でも聞いてくれるんでしょ?」
そう言い僕の腕を引っ張り
「ほら!行くよー!まずはゲーセンだよ!」
「えっ、ちょっと福井さん?」
まるで僕の不安を感じ取ったようだった。
「…えっと福井さんもう1000円くらい使ってない?」
「どうしても欲しくてさー」
小さい犬のぬいぐるみを見て言う。
「僕もやってもいい?」
「もちろん!」
僕が動かしたアームはそれをしっかり掴み、最後まで運んだ。
「すごっ!良いなぁー」
とても欲しそうな顔をしている。
「これあげるよ。」
「ありがとう!!」
とても嬉しそうだ。そんなに喜んでくれると僕まで嬉しくなりそうだ。
次は映画を観るらしい、福井さんが選んだのはホラー映画だ。評判によると、とても怖いらしい。
「始まったよ!」
不気味な音楽から始まりとても濃い内容だった。
福井さんは元気が無い。まぁ当然か。
上映中福井さんは震えており、突然でてくるお化けなどにびびり散らかしていた。そして時々抱きついたりしてきた。
「きゃっ!ごめん怖すぎて」
なんか福井さんの耳が赤いような。
「大丈夫だけど…」
とあったりして心臓が爆発しそうだった。
最後にショッピングをした。
「白石くん!どう?」
「に、似合ってると思う。」
大人な感じとは離れていて、可愛さが強い服だったがとても似合っている。
福井さんは耳をうっすら赤くさせながら
「本当?ありがとう!買おうかなー」
と言っていた。
僕も自分の服を見ていると
「白石くんー、これ似合うんじゃない?」
いつも着ている服とは違う感じだ。
「分かった。着てみるよ」
試着してみた。福井さんが外から呼んでいたのでカーテンをあける。
「とっても似合ってるよ!!」
そこまで褒められると買うしか無くなるじゃないかと思い、買うことにした。
だいぶ店に行ったので、帰ることになった。
駅に着き、福井さんは僕に感謝してきた。
「今日はありがとね!」
「いや、これは二人で決めたことだし。
…でも今日は楽しかった。」
「良かった!また明日ね!」
今日一番の笑顔だった。
最後まで見てくださってありがとうございます。
感想、レビュー、ブクマ、評価、待ってます。




