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第十一話

予定が不揃いですいません。

今回は、少し短いです。その先を書くとなると、かなり長くなりそうなので、ここで止めておきます。


では、ごゆっくり。

 先陣を切ったのは、沢村だ。槍改め薙刀の一本を思い切り振った。霊とは10メートル以上離れているのだが、何をしているのだろうか。

 それは次の瞬間に、すぐ判明した。辺りを轟音が走り回り、薙刀から出た衝撃波が砂を舞い上がらせながら、霊の右肩辺りに当たった。わけの分からない事になっているが、沢村の気合いが満ち足りていることだけは確実だ。

 霊は俺達に向かって走ってくる。俺と沢村は常にある程度の距離をとるため走ったが、

「やりますね、沢村先輩。」

走り出す直前にそう一が言っていた。

 一は走らず、その場で鎌を頭上から振り降ろし、衝撃波を放った。しかし、一の大振りの時点で霊は跳ぶ体勢をとっていて、衝撃波が出た瞬間に宙へと舞った。つまりかわされたのだ。

「先輩、頼みます。」

「了解っ。」

俺は、空中で一を狙って爪を立てている熊の霊めがけてブーメランを投げた。

 投げなくても衝撃波は出せるんじゃないかと思ったものの、もし出なかったら大変なのでやめておいた。そもそもブーメランとは投げる物だからな。

 攻撃体勢だった霊は最後まで気付かず、俺のブーメランは直撃した。空中でバランスを崩して、背中から地面に落ちてきた。ブーメランは旋回して俺の手元へ。結構ダメージを与えたようだ。

「やったか?」

「まだね。」

 霊は立ち上がるが、三人で取り囲んでいる為、逃げ道は無い。俺はブーメランを投げ、二人は衝撃波を放つ。先程とは比べ物にならない程の騒音の後に鈍い音。命中だ。

 砂煙が晴れた所にあったのは霊の死体ではなく、巨大な穴だった。さすがは熊型。瞬時に穴を掘って逃げるとは。

「敵に関心してどうするんですか。逃げたじゃないすか。」

「とりあえず後を追いましょう。」

「追うって、穴の中をか?」

沢村は一瞬驚いた顔をしたが、白い歯を見せて答えた。

「当たり前でしょ。じゃなきゃ、どうやるのよ?」

 俺が額に手を当てるのと同時に、隣で一は溜め息を漏らした。

えー、今回はキャラ(沢村+α)の説明をしようと思います。



沢村 由紀

光陽中学校出身。双志高校一年二組。前向き・明るい性格で、弱音は吐かず暗い顔を見せない。身長は164cm。島津曰く「顔も性格もいいからモテる」との事で。


こんな感じですね。

ついでに、もうひとつ。


双志高等学校

県内屈指のトップ校。偏差値は68ぐらい。最寄り駅からは徒歩7分。80年以上の歴史を誇る。「文武両道」を教育目標に、生徒はそれに恥じない者ばかり。中でも、サッカー部はインターハイの常連。今年は234人、6クラス分の生徒が入学。



今回はコレで終わりです。気が向いた時にまたやると思います。



感想お待ちしております。




小泉一輝

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