ゾンビ少年の日々
初めまして、作者の双祓 双彗と言います。
まだまだ小説家の経験はないですが、これから頑張っていきたいなと思っております。
よろしくお願い致します。
パンデミック、それは世界中の人に感染する可能性がある病気が、制御不能で大規模に流行する事だ。
そしてその感染の症状とは 皮膚が腐り、目玉が溶け落ち、骨が見える。
そうだ、ゾンビ化する症状だ。
そして人類の大半がゾンビになり、生き残りはシェルターで暮らしているそうだ。
ん? なんで他人みたいな言い方なんだって?
それは俺がそのゾンビだからだ。
ゾンビは普通に嫌われる様なものだ。 人に会おうものなら銃を向けられる。
だが元は俺達は人間だ。 そして今の生活にもあまり不自由は感じないがただ1つだけ苦情を言うと、頭を破壊されたりしなければ死ねないことだ。
俺は元々自殺願望者だった。 いじめを受け、家族からは見放され、友人は離れていき、死にたいと思っていた。 その時、この 「パンデミック」 が起きた。
俺は 「生きた屍」 となり、嫌われる存在となってしまった。 だが元からそのような事をされてきた日々だった。 悲しむことはなかった。 むしろ復讐を試みる事にした。
復讐は成功し、いじめてきた奴らを噛みちぎり、そして感染させた。
俺はどんどん復讐をし、遂には復讐を達成した。 なのにまだ俺は死ねずにいる。
復讐をして思ったのだ。
「俺はこのままでいいのか?」と…。