「最初にして最後のアイドル」と二次創作
メタ発言が多く使われている作品はそこそこ面白い物が多い
代表的な物を挙げるとすればニャル子さんとかだろうか
それに、メタ発言が分かると読んでいる途中にキモオタみたいに「フフッ」と笑ってしまうのだ
「戯言シリーズ」の匂宮出夢の登場シーンで「多重人格探偵サイコ」のネタが出てきたり、「虐殺器官」のセリフの中に「ときメモ」の主題歌の歌詞を真似ていたりと、メタ発言は作品を更に面白くさせるスパイスとして使われる事が多い
また、オマージュの例としては「そして誰もいなくなった」から影響を受けた「十角館の殺人」を挙げたい
この事から分かるように「別の作品を少し登場させる作品」は面白味があるのだ
少し話を変えるが二次創作というものがある
二次創作とは何かについては議論が別れるところなのでwikiを参考にすると、
二次創作物とは、原典となる創作物(以下、「原作」という)に登場するキャラクターを利用して、二次的に創作された、独自のストーリーの漫画、小説、フィギュアやポスター、カードなどの派生作品を指す(そのため、一次作品のメディアミックスは含まれない)。主として同人誌の分野において使用されている用語であり、著作権法上の用語である二次的著作物とは異なる。ただし著作権法上、原著作者は二次創作を許可なく自由に扱う事ができるので俗称と言える。
というものらしい、、、、
二次創作は原作者が書くスピンオフ作品とは違って、書籍化されない、、、と俺も2016年までは思っていた
しかしその二次創作作品は書籍化した、賞も取ったし英訳もされた
それが今日紹介する作品、「最初にして最後のアイドル」である
あらすじ
生後6ヶ月でアイドルオタクになった主人公、古月みかは宇宙一のアイドルを目指して、高校のアイドル部に入部し、新園眞織と出会う。
やる気にあふれる古月みかであるが、スキルがない。一方で、新園眞織は踊りもステップもすぐさま会得するが、アイドルには冷めた感情を抱く。二人は対象的であった。 そんな二人は、いつしか親友となる。
しかし、非情にも現実が古月みかの夢を砕いてしまう。
それから数年後、原因不明の巨大太陽フレアが発生し、人類は滅亡の危機に陥る。 そんな地獄の世界を生き抜く彼女たちの〈アイドル〉活動とは――。
ジャンルは「ハード百合SF 」
さて、聡明な読者の皆さんはこの小説が何の二次創作か分かっただろう
主人公の名前、アイドル部。
これはラブライブの二次創作なのだ
ラブライブについては今更説明はいらないだろう。社会現象とまでなったアイドルアニメで、アニメを見ていなくても曲は知っている人もいるはずだ。
因みに私はライバーじゃない
そもそも二次創作が、あのハヤカワSFコンテストで賞を取ることを誰が予想しただろうか
スピード感が最高級の作品
オススメです