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長秋神社ーあのひとの神社があってもいいじゃん

あやかしの逢瀬

作者: 陸 なるみ

法子21才、信也30才、法子の大学卒業を待たず、ふたりは結婚します。


物の怪に身を委ねたるおとめごの

仕合せひとつ手に取りて

息吹きかけて風に飛ばさむ


あやかしに愛され尽くすおとめごの

吐息をひとつ温めて

露に変えては野原に散りばむ


うらぶれた苫屋(とまや)にあるのはただふたり

この腕のみを頼みとする()

驟雨の音さえ(とばり)に変わる


物の怪もあやかしも(われ)ひとつのかたち

物の怪もあやかしも愛ひとつの(あらわ)

()が心根のかたちに過ぎない


誰が何と言おうとも

()が恋情に嘘はない


今はこの熱肌に受け

この腕の中安らぎ憩え

この愛の中浸り夢見よ


信也と法子、血のつながらない従兄妹同士{信也は養子なので)の長編、「帰ってきた人」も、もしご興味あれば覗いてみてください。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでいて頬が火照ってしまいました。 いよいよ次は帰ってきた人、行かせていただきます!
2019/02/27 18:29 退会済み
管理
[良い点] 古語のような言葉選びが個性的で、それと同時に、この詩の雰囲気に合っていると感じました。
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