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「君、彼氏と別れてないじゃない? それでよく僕と一夜を共にしたね?」
「それは……私が寂しさからふらふらしてしまったの。耕平にも、申し訳ないことしたと思ってる。ごめんなさい。」
海風が頬を強くさすってくる。
「僕はもて遊ばれたってわけか。新進の作詞家さんに。」
「……。」
「週刊誌ネタになるかな?」
脅されてることをハッキリと自覚した。
ここで話していてはいけない。
「その件でゆっくり話したいから、カフェにでも入らない?」
私はカフェに誘った。
……今後、耕平と接触する時には、人目につくところにしよう。
耕平は飄々とついてきた。
その様を見て、情け無くなった。
私達はカフェに入ると、適当にコーヒーを注目して、すぐ本題に入った。
「今回の件は、弁護士さんに相談します。」
「はっ!?」
「週刊誌ネタとか、そんな脅される話ではないし……。」
「じゃあ、僕も弁護士に相談するよ? 新進の作詞家にもて遊ばれた、て」
「いいわ。お互い、今後は弁護士を立てて話し合いましょ。」




