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「君はそれを僕がしたと、思ったね。」



耕平に言われ、ハッとした。



「そのチケットは、最初から二枚重ねになっていたよ。どうしてそんな、ややこしいことをするのか、僕にはさっぱりわからない。」



いつになく、耕平はかなり真顔だった。



いつもの屈託なくよく笑う耕平ではない。



「もう、彼氏のことはいいだろう? そんな手の込んだことする奴、訳分からないだろう? 僕ならやめる。やめて、新しい恋をする。」



真摯に見つめられ、動揺と、甘い気持ちに包まれてるのを感じた。



なぜ、こんなにも、耕平に惹かれるのだろう。



そして、瑛太は何を思って、こんなことをしてきたのだろう。



……私が瑛太を追うのが、そんなに面白いのかしら……。私は真剣だったのに。真剣な気持ちだったのに……。



項垂れる有架里を、耕平は優しく抱きしめた。



「もう、いいだろ? 君は頑張った。」



不意に目が熱くなり、涙がこぼれた。

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