表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/35

24

客室に入ると、有架里は胸が高鳴ってることに気付いた。



チケットが本物かどうか調べるためだけではないことは、わかっていた。



でも、見たくない現実だった。



瑛太を追って、船旅を選んででも、アメリカへ行きたかった。



その船旅で、まさか耕平に心揺れるとは思わなかった。



あの日、あの時、瑛太に自分の心をもっと、押してほしかった。



心を押し倒されたかった願望が、耕平の振る舞いと二重になっていく。



……私はどうしたいのだろう……。なんてことを、思ってるのだろう……。



……こんな気持ちで瑛太を追うことなんて、もう、できない。



……優しくしてくれるから? 耕平は優しくしてくれるから、心揺らぐくらいなら、初めから瑛太を追わなければ良かったんだ。



机の椅子に腰かけ、机に突っ伏した。



自分を追ってくれない瑛太を諦めきれずに、こうして船にまで乗ってる自分を、そして、耕平に出会ったことで心揺れる自分を、どうすることもできなかった。



今日はもう、食事もいらない……。



いつまで経っても着替える気になれなかった。



間もなく、耕平が客室に来た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ